あなたはどっち派?マンションor戸建 それぞれのメリット・デメリット(マンション編)

配信日: 2018.05.24 更新日: 2019.01.09

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あなたはどっち派?マンションor戸建 それぞれのメリット・デメリット(マンション編)
いざ、住まいを選ぼうと考えると、マンションも戸建もどちらも魅力的です。
 
それぞれメリットとデメリットもあるので、一体何が良いのか迷ってしまいますよね。
 
住まいは一生に一度と言われるお買い物です。何度も買い換えられない住宅だからこそ、いろいろな観点から検討していくことが大切です。
 
今回は新築のマンションについて取り上げていきます。比較するポイントとして、「環境面」「費用面」「資産価値」の観点からご紹介していきます。
川添典子

Text:川添典子(かわぞえ のりこ)

ファイナンシャルプランナー2級

住宅ローンアドバイザー
明治学院大学英文科卒業後、大手ハウスメーカー就職。
住宅販売の営業職として、顧客開拓、住まいづくりの提案、資金計画相談、販売後のアフターフォローを担当。
仕事を通して、お客様の一番の関心事と不安はお金に関する事だと感じ、ファイナンシャルプランナー2級と住宅ローンアドバイザーの資格を取得。
ハウスメーカーを退職後、暮らしに役立つライターとして、お金に関する知識や情報を提供しています。

マンションか戸建か!3つの観点から比較してみよう(マンション編)

環境面で比較してみよう
 
まずはマンションの環境面のメリット・デメリットを見てみましょう。
 
【メリット】
・最寄駅から近い
マンションを選ぶ最大のメリットは、利便性の良さです。
マンションを購入する人の多くが、「住宅の立地環境が良かったから」と回答しているように、マンションの利便性の良さを期待しています。(H28年度 国土交通省 住宅局 住宅市場動向調査報告書
http://www.mlit.go.jp/common/001178017.pdf
 
将来的に考えても、駅から近い、ワンフロアで過ごせる、エレベーターが付いているなどの理由からマンションのほうが老後も過ごしやすくなります。
 
・セキュリティ面が高い
セキュリティ面が優れているのもメリットです。オートロック式などになっていれば、自分自身で対策をする必要がありません。
 
・断熱性が高い
部屋の位置にもよりますが、マンションはお部屋同士が面しているため、暖かいといったメリットがあります。
マンションに住んでいた人が、戸建に住み替えると「寒くなった」という声をよく聞きます。
 
【デメリット】
次はデメリットを見ていきましょう。
 
・生活音が気になる
住んでいる人たちがお互いに気になるのが、生活音です。小さい子どもがいると走り回る音など、出すほうも出されるほうも気になってしまいます。それがストレスになってしまうという人も少なくありません。
 
・駐車場代や管理費がかかる
住宅ローンを払い終わったとしても、管理費や修繕積立金、駐車場代はずっと払い続けなければいけません。これらは築年数が古くなると値上がりする恐れもあります。
 
マンションを購入する場合は、購入価格や諸費用に加えて、これらの予算も見ておいたほうが良いでしょう。
 
・構造によっては大きく揺れることも
マンションの構造は、耐震構造・制震構造・免震構造があります。
 
それぞれの特徴は、
耐震構造:地震の揺れを耐える
制震構造:地震のエネルギーを吸収して、振動や衝撃を和らげる
免震構造:地震の揺れを逃がし、振動を伝わりにくくする
です。
 
マンションを選ぶなら免震構造や制震構造が理想ですが、その分コストが高くなります。
 
耐震構造だと、地震の揺れを感じやすく、地震などで家具などが倒れてくる恐れもあります。マンションは高さがある分、揺れが大きくなってしまいます。
 
ですから、構造をしっかりとチェックしましょう。
 

マンションの費用はどのくらいかかるの?

 
マンションの購入価格は場所や立地条件でそれぞれ異なっていますが、国土交通省の調べによると、マンションの購入価格は平均で4423万円となっており、戸建住宅などに比べて高額です。(H28年度 国土交通省 住宅局 住宅市場動向調査報告書)
http://www.mlit.go.jp/common/001178017.pdf
 
駅から近い、設備機器が充実している、などの理由からこのような金額となっています。
 
さらにマンションは購入資金に加えて、管理費・修繕積立金・駐車場代がかかります。
 
新築で管理費・修繕積立金が約2万円だとすると、35年で840万かかることになり、これに駐車場代もプラスされます。そして、管理費・修繕積立金はマンションが古くなれば、値上げされる恐れもあるので、1000万以上かかることになります。
 
住み続ければ、35年以降も支払うことになるので、自己資金はしっかりと貯めておきましょう。
 
銀行にローンを通すときは、この管理費などは考慮されないため、それも含め支払っていけるのか、返済計画をしっかり立てることが大切です。
 

マンションの将来の資産価値はどうなっていく?

ブランド化されている一部のマンションは購入したときよりも、価値が上がるケースもありますが、基本的には築年数が古くなるごとに資産価値は落ちていきます。
 
管理の行き届いていないマンションや、利便性の低いものはどんどん価値が下がってしまいます。
 
建物を長持ちさせるために、どのような管理をしているのかしっかりと確認しましょう。
 
Text:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級,住宅ローンアドバイザー

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