【あげる側の実態!】「お年玉」誰にいくらあげてる? 総額では平均「2万6206円」という結果に!
配信日: 2022.12.21
しかし、お年玉をあげる立場になると、周囲の人がどの程度のお年玉を子どもたちにあげているのか気になる人も多いようです。本記事では、お年玉の支出予定額や誰にあげるのかなどについて、お年玉を「あげる側」の実態について紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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お年玉の平均支出予定額とあげる相手について
住信SBIネット銀行がインターネットを利用して「お年玉に関する意識調査 2021」を実施しました。これによると、お年玉をあげる予定のある人は全体の61.4%となり、前年の調査と比較して6ポイントほど減少する結果となっています。
お年玉をあげる予定のある人のうち、支出予定額を尋ねると、平均で総額2万6206円というデータが出ました。これも、前年と比べると400円ほど低くなっているものの、2018年からの4年間で大幅な上下はありません。
・お年玉をあげる人数は減っている?
同調査によれば、お年玉をあげる子どもの人数の平均は3.8人です。前回調査と比べると、1人ないし2人にお年玉をあげると回答した人の数は増加しています。一方で、3人以上にあげると回答した数は減少しました。このデータから、お年玉をあげる子どもの数は減っている傾向がうかがえます。
ちなみに、お年玉をあげる人数で最も多かったのは5人以上と回答した人で、全体の3割弱を占める結果となりました。
・お年玉をあげる相手で最も多いのは甥と姪
お年玉をあげる相手で最も多いのは「甥・姪」で、全体の58.6%を占めています。続いて、「自分の子ども」で43.6%という結果です。子どもがいる人でも甥と姪にもお年玉を渡し、さらに自分の子どもがいない、あるいはすでに成人している場合でも甥と姪にお年玉を渡す人が多数いることがうかがえます。
ただ、前年の調査と比較すると、自分の子どもに渡す人の割合は若干増えている一方で、甥と姪に渡す人の割合は減少しました。コロナ禍によって甥や姪と会う機会が減少したことが影響している可能性があります。
お年玉をあげる子どもの年齢と金額について
同調査によると、子どもの年齢が高くなるにつれて渡すお年玉の金額も上がるといったデータも出ています。小学生未満に対しては1000円以下が最も多く、小学生(1~3年生)になると1001~3000円をあげる人たちが最も多くなります。小学生(4~6年生)では、3001~5000円がボリュームゾーンです。
中学生と高校生、さらには大学生や専門学校生には5001~1万円を渡す人が全体の50%前後と、最も多くなるという結果でした。一方で、30%ほどの人が小学生(1~3年生)に対して3001~5000円を、大学生や専門学校生に対して1万1~3万円を渡すと回答しています。
親戚の子どもへのお年玉のあげ方に変化あり
お年玉の渡し方については、自分の子どもとは一緒に住んでいる親が大半であるため、通常通りの渡し方となる家庭が多いようです。一方で、コロナ禍の影響もあってか、甥や姪に対しては例年通りのお年玉の渡し方となると回答した人は90.6%にとどまり、例年とは違う方法で渡す人が1割弱います。
また、甥や姪に対しては現金以外で渡す人も4.0%います。振込で対応したり、電子マネーを利用したりするなど、キャッシュレスで渡す人が前年よりも増えている点は注目したいところです。
お年玉をあげる人数や渡し方には少しずつ変化がみられる
お年玉をあげる立場の人の平均支出予定額は2万6206円と、しばらく横ばいが続いており、特に大きな変化はみられません。しかし、お年玉をあげる子どもの人数は全体的に減っているようです。コロナ禍の影響は否定できないでしょう。
また、お年玉のあげ方にも変化がみられます。まだ現金派が多いものの、甥や姪に対しては現金以外で渡す人も全体の4.0%おり、キャッシュレスでお年玉を渡す形も普及しつつあります。
出典
住信SBIネット銀行株式会社 お年玉に関する意識調査2021
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部