更新日: 2019.01.08 その他暮らし
副業が変わる!副業選びのポイントと注意点。スマホで簡単副業とは?
最近は、残業が禁止されたり、休みが多くなる職場も増え、そのぶん減った収入を補う意味で副業を考えることも多いのではないでしょうか。
一口に副業と言っても、専門的な知識が必要なものから手軽にできるものまでさまざまです。そこで、今回は副業選びのポイントと、手軽にできる副業についてご紹介したいと思います。
副業が変わった
厚生労働省では、「働き方改革実行計画」に基づき、副業・兼業の普及や促進を図ることになりました。
平成30年1月に作成された「副業・兼業の促進に関するガイドライン」のモデル就業規則の中で、これまでの副業を禁止する旨の規則を削除し、正社員であっても副業をしても良いという内容の条項が作られました(※)。
※厚生労働省HP http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000192188.html」
このモデル就業規則変更を受けて、今後は一部の大手企業だけでなく中小企業も副業が可能になることが予想されます。
将来、年金額の減少や退職金が無い会社が増えるかもしれないと言われる中で、老後の資金作りを目的にしたり、主婦の方であれば社会との繋がりを持つことで自分らしく生きるきっかけになると副業を始める方もいらっしゃいます。
副業選びのポイントと注意点
では、副業を選ぶにあたりどのような点に気を付ければ良いのでしょうか。
例えば、本業と同じかその延長のような仕事ではひたすら残業をしているようで疲れてしまいます。本業とは違うもので、ご自身が興味を持って働けること、そして趣味やスキルアップがかなう仕事を選んではいかがでしょうか。
また、割が良いからと言って、夜間の仕事を安易に選んでしまうのはおすすめではありません。
日中の仕事が本業であれば、夜に時間を拘束される副業は体力的な疲れで本業に影響が出てしまうこともあります。
以前、筆者も塾講師の副業を行った経験があるのですが、本業後、夕方から週4日ほどのシフトがきつく、週2回に減らしてもだんだんと翌朝がつらくなり、とうとう辞めてしまいました。
もちろん体力など個人差はあるものの、本来は休息やプライベートの充実に充てられる夜間に、長く拘束される副業はできれば避けたほうが良いと思います。
自分で時間をマネジメントできても、毎日働かなくてはならない副業もあまりおすすめではありません。
いくら楽しいことでも毎日ではストレスになりますので、多くても週3日ほどにして、翌日に疲れを残さないよう、できれば2~3時間以内に切り上げられる仕事がベストだと思います。
他に気を付けることとして、会社員等の方は、正社員が副業をすると給与以外の収入について会社の年末調整では処理してもらえませんので、年間の副業の収入が20万円を越えた場合には、必ず年末調整後にご自身で税務署に行くか、国税庁のウェブサイトから書式をダウンロードし、毎年度3月15日までに確定申告することを忘れないようにしましょう。
また、これは会社で年末調整を済ませた給与職者(年間給与所得が2000万円を超えず、他に医療控除などの確定申告をしない人)のみに当てはまり、副業の収入額に関わらず確定申告が必要な人もいますので、事前によく調べておきましょう。※参考 国税庁ホームページ「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1900.htm
スマホで副業
副業はしたいが趣味や特技、楽しく働けそうなものが見つからないとか、時間や場所を確保するのが難しいという場合には、時間や場所を選ばずにできるスマホのアプリを使った副業はいかがでしょうか。
最近、「メルカリ」や「ヤフオク」などを耳にすることが多いと思いますが、着なくなった洋服などを、ユーザー間で手軽に売買できるフリマアプリが人気です。
断捨離しながらお金も稼げて、操作もスマホ一つでできるのですから、興味があれば試してみても良いかもしれません。10%程度の手数料がかかるもの、無料のものなど、それぞれ特徴がありますのでよく確認してから始めましょう。
スマホアプリを使って写真や動画の販売の副業を行うこともできます。
「スナップマート」というアプリでは、スマホで撮った写真をアップロードすると、一枚300円~1000円で売れた写真のうち、報酬率30%~60%の範囲で売上げが自分の収入となる仕組みで、動画の場合はさらに価格が高くなります。
撮りためているだけの写真などをお金に変えられると人気ですが、アップロードすればすべて売れるというわけではなく、センスに自信があるとか、写真などがもともと得意な人のほうがやはり有利です。
SNSへ写真投稿するのが好きな方や、大きな収入を目的とせずに、楽しみながら気軽に続けたいという方の副業としておすすめです。
Text:藤丸 史果(ふじまる あやか)
ファイナンシャルプランナー