更新日: 2022.12.31 その他暮らし
定期購入に関するトラブルが増加! トラブル回避の方法と困ったときの相談先
そこで、本記事では定期購入に関するトラブルの現状についてや、トラブルに巻き込まれない方法や相談先について紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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定期購入に関するトラブルの現状について
消費者トラブルを管轄する消費者庁では、チラシやポスター等で定期購入に関するトラブルについて注意喚起を行っています。消費者庁の資料では、ネット販売でのトラブルを回避するためにさまざまな提言がされており、以下の注意書きもされています。
・「お試し」「初回限定〇%オフ」「解約可能」など、お得感を強調したサプリメント、美容・化粧品、健康食品などのネット注文は、注文確定を押す前に定期購入を暗示する文言の明記がないか確認しましょう。
定期購入を暗示する文言としては「〇ヶ月コース」「自動更新」「無期限」などが例として挙げられています。また、注文前には解約方法についても必ず確認しましょう。
政府インターネットテレビでも定期購入への注意喚起を行っている
政府が運営している「政府インターネットテレビ」では、動画で分かりやすく消費者トラブルについて紹介しています。定期購入に関する動画も掲載されており、2022年6月1日に施行された「改正特定商取引法」に基づく内容です。改正特定商取引法では、誤認表示によって消費者が誤って購入した場合には、契約が取り消せるとされています。
定期購入のトラブルへ巻き込まれたときの対策方法
定期購入のトラブルを回避する方法として、スマートフォンでの申し込みであれば購入後の最終画面のスクリーンショットなど証拠を残すことが大事です。万が一トラブルに巻き込まれた場合には、迷わず次に紹介する消費者向け相談窓口を利用しましょう。
迷わず消費者向け相談窓口を利用しよう
定期購入に関するトラブルの相談は、お住まいの地域の消費生活センター等で受け付けています。その他に全国共通ダイヤルとして消費者ホットラインも設けられております。消費者ホットラインでは、定期購入も含めた消費生活に関する相談を広く受け付けています。もしトラブルに遭遇した場合には、できるかぎり早く相談窓口を利用し一人で抱え込まないようにしましょう。
まとめ
ネット通販の利用が普及し、便利な反面トラブルも増えています。そのなかでも、1回だけの購入のつもりが、実は定期購入になっていたというトラブルが多発しています。ネット購入時には、本当に1回だけの購入で済む契約なのか、定期購入を暗示するような文言が購入ページに記載されていないかについては事前に確認しましょう。
よく分からない場合には、購入を保留し、事前に消費生活センターなどへ相談することもトラブル回避の方法のひとつです。もちろん、消費生活センターなどでは、万が一トラブルにあった場合の相談も受け付けています。消費者向け相談窓口への相談は、迷わずできるだけ早く相談しましょう。
出典
消費者庁 ちょっと待って‼ そのネット注文“定期購入”ですよ!
政府インターネットテレビ 「お試し」のつもりが定期購入!? ネット通販 最終確認3つのポイント(0:25~1:10)
消費者庁 消費者ホットライン
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部