更新日: 2023.01.04 キャッシュレス

キャッシュレス決済の活用はとても便利! その半面で気をつけるポイントは?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

キャッシュレス決済の活用はとても便利! その半面で気をつけるポイントは?
キャッシュレス決済とは紙幣や硬貨を使わずに決済することの総称で、マイナポイント推進により利用者が増えた背景もあります。しかしその一方で、財布からお金が減らないのでつい使いすぎてしまうリスクもあります。
 
そこで本記事では、日常的にキャッシュレス決済を使う人が、気をつけたいポイントについて解説します。キャッシュレス決済は、上手に活用すれば非常に便利なツールです。本記事を参考に、キャッシュレス決済の使い方について今一度考えてみませんか。
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キャッシュレス決済の種類とそれぞれの特徴

冒頭でも紹介しましたが、キャッシュレス決済は紙幣や硬貨を使わないため、財布からお金が全く減りません。買い物をしてモノは増えるのに、視覚的にはお金が減っていないのは不思議な感覚で、ともすると使いすぎてしまう恐れもあります。
 
実はキャッシュレス決済にはさまざまな種類があり、その特徴について知っておくと使いすぎを防ぐことにもつながります。ここからはキャッシュレス決済の主な種類と特徴について解説します。さらに、場面に応じて上手に活用するための注意点についても紹介します。
 

使いすぎが不安な人は後払い方式以外を選ぼう

キャッシュレス決済は、買い物をした際の決済タイミングによって大きく3種類に分類されます。

●即時決済(デビットカードなど)
●前払い(チャージ式カードやプリペイドカードなど)
●後払い(クレジットカードなど)

即時決済の代表はデビットカードです。デビットカードを利用して買い物をすると、清算したその場で銀行口座の残高から現金が引き落とされます。したがって、銀行の預金残高の範囲内でしか利用できないため、少なくとも自分の預貯金以上の買い物をすることはできません。
 
前払いとは、チャージ式カードやプリペイドカードなど、あらかじめ現金で利用したい金額分だけを準備する方法です。例えば5000円チャージしたら5000円までしか使えないため、使いすぎるリスクはありません。キャッシュレス決済を利用したいけど使いすぎが不安という人は、前払いタイプを活用するとよいでしょう。
 
後払い方式の代表は、クレジットカードです。クレジットカードは、買い物をしたその場で決済自体は終わりますが、実際にお金が減るタイミングは翌月以降です。買い物した日と、クレジット会社の締め日のタイミングによっては、実際に口座からお金が引き落とされるのが2ヶ月近く後になることもあります。
 
そのため、買い物と実際の決済の間が空きすぎてしまい、お金の流れが見えにくくなるというリスクがあります。したがって、キャッシュレス決済で使いすぎてしまうリスクが高いのは、クレジットカードなど後払い方式です。
 

決済の種類は最小限に。予算を立てて使いすぎを防ごう

キャッシュレス決済を利用するなら、クレジットカードなど後払い方式以外を選ぶことで使いすぎを防ぐことはできます。さらに効果的にキャッシュレス決済を活用していくために、具体的に意識したいポイントについて紹介します。
 

利用するキャッシュレス決済の種類はなるべく最小限に

キャッシュレス決済には多くの種類があります。ポイント還元やキャンペーンに釣られて、ついついあれこれとキャッシュレス決済を始めてしまう人も少なくないでしょう。種類が増えると便利な半面、それぞれの使い分けが難しく、お金の管理ができなくなるリスクがあります。
 
種類を増やすだけでなく、プリペイドカードやクレジットカードを複数枚所有しているのもおすすめできません。特に年会費の必要なクレジットカードは要注意です。カード入会の初年度のみ年会費無料である場合は、使わないカードであれば次の更新を待たずに解約しましょう。
 

1ヶ月の予算を決めてお金の流れが見えるように工夫しよう

プリペイドカードやチャージ式の場合は、毎月の予算を決めて利用すると有効です。例えば1ヶ月の食費にのみ使うと決めて、その予算だけを毎月チャージすることで家計管理がしやすくなります。使い道と予算を明確にすることで、便利なツールとして重宝します。利用金額に応じてポイント還元されるキャッシュレス決済であれば、なお便利です。
 

まとめ

キャッシュレス決済は、現金を持ち歩かなくてよいので防犯上のメリットもあります。その一方でお金の流れが見えづらく、キャッシュレス決済でのお金を管理する方法を工夫する必要があります。
 
自分が本当に使いやすい決済だけを最小限活用することで、使いすぎを防ぐことはできます。また毎月の予算を決めて利用することも有効です。どの決済なら自分のライフスタイルにあっているか、今一度検討してみることをおすすめします。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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