更新日: 2023.01.19 暮らし

親の資産状況が気になるのであれば、コミュニケーションこそがあなたを救う

執筆者 : 秋口千佳

親の資産状況が気になるのであれば、コミュニケーションこそがあなたを救う
3年ぶりの行動制限のない年末年始に、久しぶりに実家で過ごした人も多いかと思います。ところがその中で、これからの親のお金のことが気になった人もいるのではないでしょうか。そのような人のために今できることをお伝えします。
 
秋口千佳

執筆者:秋口千佳(あきぐちちか)

CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士

親とのコミュニケーションを絶やさない

日常生活を送っていると、親のことを気にかけている時間は多くありません。「子は親のことを忘れるけれど、親は子のことを忘れることはない。」とよく言われます。どうしても親のことはおろそかになりがちです。年末年始に親と話をし、親のいろいろなことが不安になった人は、まずは親とのコミュニケーションを絶やさないように心がけてください。
 
毎日連絡を取らなければいけないと言っているのではありません。週に一度、2週間に一度、または月に一度でも構いません。今はSNSを始め、コミュニケーションツールは充実しています。そのコミュニケーションツールを使って、何気ない交流を継続的に続けてみてください。
 
自分自身が何に不安を感じているのか、また、親は何に不安を抱いているのかを明確にしてみることが、最初の一歩です。
 

親の資産状況を知りたい

コミュニケーションを続けていると、親の生活状況を知ることができ、資産状況が垣間見えることがあります。
 
そのときは、何気ない会話の中で、自分の知り合いの話ということで、「今、友人が親の介護に直面していて、施設を探さないといけないらしいんだけど、その金額ってピンキリらしい。」というように、それとなく会話をして親がどういう反応をするかを確かめましょう。そしてこの話題に乗ってこないようであれば、「お父さん(お母さん)は大丈夫? 」というように、それとなく聞いておきましょう。
 
コミュニケーションを通して、親の資産状況が良くないと感じ取った場合は、先ほどの会話よりも、しっかりと確かめる必要があります。
 
例えば、「介護施設って調べるといろいろあるみたいだけど、近所の施設だと入居一時金は〇円で月額利用料も〇円ぐらいかかるらしい」というように、実際に親の住所地の近くで介護施設の金額を調べ、その金額を伝えます。
 
そのときは親がこの内容について、具体的に発言をしないかもしれないけれど、コミュニケーションを続けて、親が持っている資産で今の生活を続けることができるのか知りましょう。
 

親が子に自らの資産状況を話せる環境づくりこそ、将来のあなたを助けることになる

親は自らの資産状況を自らすすんで子に話すことは、ほとんどありません。それは親が子に心配をかけたくない、という親心からです。ところがこの親心があだとなり、子に迷惑をかけることもあります。それは資産状況が良ければ相続税の問題があり、資産状況が良くなければ介護費用や治療費用の負担といった問題があります。
 
親は高齢になるにつれ、子に負担をかけまいと資産状況を隠す傾向にあります。そのため、まずはコミュニケーションを絶やさないことが大切です。子がお金のことも含め、親のことを気にかけ何でも話をしていると親も何でも話をしてくれるようになります。
 
今まであまりコミュニケーションをとっていなかった人は、時間がかかるかもしれませんが、積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。親子として過ごせる時間は有限です。今できるコミュニケーションは将来のあなたを助けることになります。すぐにでも親に連絡をしてみてください。
 
執筆者:秋口千佳
CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士

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