更新日: 2023.01.26 キャッシュレス
キャッシュレス決済がまだよく分からない…どんな種類があるの? 基礎中の基礎を教えて!
一方で、まだよく分からないという人も少なくないようです。「興味はあるけど、知識がないから使えない」「便利らしいけど、少し不安」という声も聞こえてきます。
今回は、キャッシュレス決済の基礎知識と主な種類について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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キャッシュレス決済の基礎知識
キャッシュレス決済とは、現金を使わずに買い物をしたりサービスを利用したりする方法を指す言葉です。現金を使わないので、紙幣や硬貨を持ち歩く必要がありません。
消費者にとっても事業者や店舗にとってもメリットがあるため、日本政府もキャッシュレス決済のさらなる普及を目指しています。
実際に、キャッシュレス決済比率は増え続けています。経済産業省によると、2010年には13.2%だった比率が、2021年には32.5%にまで上昇。2025年までには40%程度に、将来的には80%にまで伸ばすことを目指すとしています。
キャッシュレス決済の種類
キャッシュレス決済には多くの種類があり、それぞれ特徴があります。ここでは、キャッシュレス決済の主な種類を紹介します。
クレジットカード
後払いによる決済が可能なカードです。支払いの際はカード会社が一時的に立て替えます。そのため、クレジットカードを所有するには事前審査に通過しなければいけません。一括払いや分割払いなど、支払い方法の選択も可能です。
デビットカード
クレジットカードのようにカードで決済が可能ですが、利用時には、代金が銀行口座から引き落とされます。そのため、銀行口座にある金額以上の買い物はできません。事前審査も不要で、銀行口座さえあれば作成・利用が可能です。
電子マネー(プリペイド)
事前にお金をチャージしたりカードへと換えたりしておくことで使用できるキャッシュレス決済方法です。交通系のICカードも、これに含まれます。
また、広義では、百貨店のギフト券も含まれるでしょう。ギフト券は電子マネーとはいえませんが、事前のお金との交換によりキャッシュレスで決済が可能だからです。
電子マネーやプリペイドカードを利用する場合は事前にチャージする必要があるため、持っている現金や銀行口座にある金額以上の使用はできません。そのため、デビットカード同様に事前審査なしで作成できます。
コード決済
QRコードやバーコードを利用し決済する方法です。主にスマートフォンを利用します。コード決済は、店側が表示させたコードを客側がスマートフォンで読み込む方式と、客側がスマートフォンに表示させたコードを店側が読み込む方式とに分類されます。
支払い方法も、専用の決済アプリに事前にチャージしておく方法や、クレジットカードなどと決済アプリをひもづけて銀行口座から引き落としてもらう方法など、さまざまです。
キャッシュレス決済の注意点
現金を持ち歩かなくてもよく、安全性の高いキャッシュレス決済ですが、店舗ごとに利用可能な決済方法が異なる点には注意が必要です。
クレジットカードは利用できるものの、コード決済は利用不可の店舗もあります。コード決済はできる一方で、電子マネーには対応していない店舗も少なくありません。
自分に合ったキャッシュレス決済を取り入れるだけではなく、より利便性を高めるためには、幅広い方法に対応しておく必要もあるでしょう。
キャッシュレス決済を少しずつ取り入れ買い物の利便性を高めよう
紙幣や硬貨を使うことなく、買い物やサービスの利用が可能なキャッシュレス決済。日本でも少しずつ普及してきており、今後はさらに利用可能な店舗も増えるでしょう。
決済方法によっては事前審査が必要だったり、持っているお金以上の買い物には使えなかったりするものもあります。自分に合ったキャッシュレス決済方法から取り入れて使用してみることで、買い物の利便性や安全性が高まることは間違いありません。
出典
経済産業省 キャッシュレス決済の“いろは”
経済産業省 2021年のキャッシュレス決済比率を算出しました
独立行政法人 国民生活センター キャッシュレス決済の基礎知識
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部