暖房の目安「20℃」じゃ寒い! 節約しながら部屋全体を効率よく温めるには?
配信日: 2023.01.30
ウォームビズにおける暖房時の室温の目安は、20℃です。窓の多い一戸建てなど、場合によっては寒いと感じてしまうかもしれません。
そこで本記事では、エアコンの電気代を節約しながら部屋全体を効率良く暖める方法や、そのほかに取り入れられる防寒対策を紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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エアコンの温度に依存せず部屋全体を暖める5つの方法
エアコンの温度を上げれば簡単に部屋全体が暖まりますが、それでは節電・節約になりません。温度を上げる前に、まず次の5つの方法を取り入れて、暖房効果を高めましょう。
窓やドアはしっかり閉める
基本的なことですが、暖房を効率的に使用するためには、暖めた空気を室内に閉じ込めておくことが大事です。せっかく暖めた空気が外に出ないよう、窓やドアは隙間なく閉め、開閉回数もできるだけ少なくしましょう。
窓を厚手のカーテンなどで覆う
家全体の暖かい空気の約50%は窓から流出しますので、窓の対策することが防寒においては最も効率的です。
窓を厚手のカーテンで覆い、窓から熱を逃がさないようにしましょう。床まで届く丈の長いカーテンの方が断熱効果は高まります。断熱シートを窓に貼ることも効果的です。
扇風機などで部屋の暖気を循環させる
暖かい空気は部屋の上部にたまります。短時間だけ、扇風機やサーキュレーターを付けて、部屋の上部にたまった暖気を循環させましょう。
エアコンのフィルターを清掃する
エアコンの効きが悪い場合には、エアコンのフィルターが目詰まりしている可能性があります。掃除機などでフィルターの目詰まりを掃除しましょう。
室外機の吹き出し口をふさがない
室外機に周りに物を置いていないかも確かめましょう。室外機の吹き出し口付近に物を置いてふさいでしまうと、エアコンの放熱が適切に行われず、冷暖房の効果が下がります。
室温20℃でも快適に過ごすためのその他の方法
環境省のウォームビズでは、次のような方法で体そのものを温めることも推奨しています。上記の方法に加えて取り入れることで、相乗効果を高められます。
「3つの首」を温める
太い血管のある、首、手首、足首の「3つの首」を重点的に温めることで、体全体を温められます。ネックウォーマーやレッグウオーマー、手袋などは100円ショップでも売られています。
軽く運動して血行促進する
帰宅する前に1駅分多めに歩く、階段を使うなど、少し多めに運動することで、血行が良くなり、体温上昇が図れます。また、ラジオ体操や軽めのダンス、ストレッチなど、室内でもできる運動をして血行促進させましょう。
夕飯を鍋に
鍋は体だけでなく、室内も暖めてくれます。体がポカポカしてくれば、暖房も緩和できるでしょう。また、鍋からの湯気による加湿効果で、体感温度はさらにアップします。冷蔵庫に余っている食材を有効活用すれば節約効果も高まります。
本当に寒いときにはエアコンの温度を上げよう
快適に過ごせる温度には個人差があります。暖房時の「20℃」はあくまで目安であり、どうしても寒いときにはエアコンの温度を上げて暖を取りましょう。
節電は冷蔵庫や照明、そのほかの暖房器具の使い方を工夫することでも行えます。自身の体調やライフスタイルに合わせて、無理のない範囲で節電・節約に取り組みましょう。
出典
環境省 ウォームビズ(WARMBIZ)とは
資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約より エアコン
経済産業省 冬季の省エネ・節電メニュー 本州・四国・九州
資源エネルギー庁 ご家庭でも省エネに取り組みましょう
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部