更新日: 2023.02.21 その他暮らし

「簡単節約術で野菜代を半分に!」リボべジとくず野菜の活用で物価高を乗り越えよう

「簡単節約術で野菜代を半分に!」リボべジとくず野菜の活用で物価高を乗り越えよう
ウクライナ危機によるエネルギー価格の高騰に円安も重なり、値上げラッシュの止まらない生活必需品や食料品。もちろん野菜類も物価高の影響を確実に受けています。ガソリン代も高止まりが続き、光熱費の値上げも続く中、少しでも食費を浮かせたいと考えている人は多いでしょう。
 
本記事では今まで捨てていた「くず野菜」を活用することで家計の食費負担を大きく軽減する方法について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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野菜の芯や茎、皮はステキなご飯のお供

キャベツや白菜は芯の部分が大きいので、捨てるのはもったいないと感じる人も多いでしょう。野菜の芯はちょっとした手間を加えるだけでおいしいおかずに変身します。
 

白菜の芯

細く千切りにして、米酢と砂糖を混ぜた甘酢に塩昆布などを添えて漬けておくとおいしい甘酢漬けになります。また薄く切って味噌汁の具にしたり、野菜炒めに入れたりしてもおいしくいただけます。歯ごたえを感じたい人は少し厚めに切ってもいいでしょう。
 

キャベツの芯

キャベツの芯は非常に使い勝手が良く、もはやくず野菜とはいえないレベルです。細かく刻んでコールスローにしてもいいですし、太めに刻んで圧力なべで煮込むと、柔らかくてコクのあるとてもおいしいスープができ上がります。みじん切りにしてロールキャベツやギョーザの具に混ぜたり、白菜の芯と同様に漬物にしたりすることもできます。
 

ブロッコリーやカリフラワーの茎

柔らかくゆでてマヨネーズや胡麻和えに。茹でた茎をミキサーでペースト状にし、生クリームと和えるとパスタソースも作れます。もちろんスープや炒め物にも使える優れモノです。
 

しいたけの軸

しいたけの軸は捨ててしまう人も多いかもしれませんが、実は豊富なうま味が詰まっていて、調理の仕方次第でとてもおいしいおかずになります。細くさいたものを佃煮にしても美味しいですし、かき揚げに混ぜてもしいたけの風味がいい仕事をします。しいたけの軸をさいてから麺棒で押しつぶし、平たくなったものをバター醤油でいためると、お酒に良く合うおつまみにもなります。
 

パクチーの茎

パクチーは葉っぱだけを食して残りは捨ててしまう人が多いですが、茎も美味しく食べられます。おすすめは細かく刻んだパクチーにオリーブオイルと塩を和えたパクチーオイル。パスタに和えるとアジアンな香りを放つパクチージェノベーゼに。魚にかけて風味付けをしたり、サラダに混ぜてコクを出したりなど、幅広く活躍してくれます。
 

野菜の皮もおやつやおかずに

鍋や煮物が好きで大根や人参をひんぱんに使用し、皮を大量に捨てている人という人。これからはぜひ野菜の皮を活用して食費節約に役立てましょう。
 
大根と人参の皮は千切りにしてきんぴらや中華炒め、かき揚げなど幅広く利用できます。しいたけの軸を混ぜると味に深みがでておいしさアップ。じゃがいもやサツマイモ、長芋の皮は素揚げにすることで美味しい野菜チップに生まれ変わります。
 
また、少し手間をかけるとジャガイモの皮でポタージュまで作れてしまいます。じゃがいもの皮のポタージュは少し工程が複雑なので興味のある方は調べてみてください。
 

野菜のヘタや茎を育てて再利用

豆苗やカイワレを再生栽培した経験がある人は割と多いと思いますが、実は他にも再生栽培できる野菜がたくさんあります。例えば大根や人参のヘタ。ペットボトルをカットしてお皿のようにしたものにヘタを置いて、水を入れておくと数日で葉っぱが再生してきます。水の量はヘタが少しつかる程度で十分です。再生した葉は味噌汁の具材や漬物に。炒め物やきんぴらの彩りにも使えます。
 
キャベツやチンゲン菜、レタスなどの芯の部分を水につけておいても再生します。思った以上に早く再生するので、上手にローテーションすると野菜の購入頻度をかなり抑えられます。フードロスの改善にもつながる再生栽培は「リボべジ」とよばれ、環境やフードロスの問題に関心の高い人々の間で静かなブームになりつつあります。
 

まとめ

野菜は丸ごと食べ、残った部分は育てる。この2つを習慣にすることで食費の大きな軽減が期待できます。家族が4人、5人と多くなるほどその恩恵も大きく、月1万円を野菜にかけていた家庭が、くず野菜を活用して野菜にかける費用を半分に減らせれば、月5000円の節約になります。生活費に若干の余裕が出ることで、今後も続きそうな物価高と光熱費の上昇にも備えられるでしょう。
 
くず野菜の活用は経済のみならずフードロスや栄養面にもメリットがたくさんあるので、興味のある人はぜひ生活に上手に取り入れてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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