更新日: 2023.02.24 その他暮らし
ペットを家族に迎えるなら「保護犬」「保護猫」という選択肢も!
ペットを責任もって飼育できるか否かを悩んでいる方もぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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保健所に預けられている犬・猫って?
保健所に預けられている犬・猫というと、保健所に回収されて殺処分を待つ野良犬・野良猫のイメージが湧くかもしれません。または何らかの理由で飼い主に捨てられてしまった犬・猫たち。
環境省によると、2020年度に引き取られた犬・猫の数は7万2433匹で、そのうちの2万3764匹が殺処分されました。殺処分数は年々減少していますが、それでも数万単位の犬・猫が人の手によって命を失っているのが現状です。
ポジティブな面に目を向けると、返還および譲渡された犬・猫は4万9584匹いました。そのうちの3万9866匹は譲渡され、晴れて新しい家族に迎え入れられました。
動物愛護ボランティアなどさまざまな活動により、犬・猫の殺処分数が減少しているのはよいことです。個人でできることは限られていますが、私たちもペットの飼育を考える際に、保護犬・保護猫の里親になることで、社会の役に立てます。
一つの命を救う!でも保護動物って大丈夫?
保護犬・保護猫を譲り受けることには、社会貢献ができるメリットがあります。しかし「保護動物って大丈夫?」と不安に思う方もいらっしゃるでしょう。「性格に問題がある」「狂暴」「ビクビクしている」など、マイナスのイメージを持つ方は少なくありません。
結論からいいますと、犬・猫にも個性があり、生まれ育った環境も大きく影響を与えます。以前の飼い主からしつけを受けていたり、保護団体のスタッフにより訓練を受けたりするケースも多いです。個体ごとに性格は違いますから、一度顔合わせをして確かめることをおすすめします。
愛護センターに収容されていた臆病な野犬を、1年かけて室内で育てた結果、人に懐くようになった例もあります。
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保護犬・保護猫の譲り受けは責任を持って!
ペットの飼育を検討している方は、保健所や動物愛護センターで運命の出会いがあるかもしれません。もちろん応募すればすぐに犬・猫を譲り受けられるわけではありません。里親の条件を満たしているか審査されることになります。
ペットの飼育は楽しいですが、責任も伴います。「性格が合わない」「引っ越しで飼えなくなった」などの理由で保健所に引き取られることなど、本来あってはなりません。愛するペットが死ぬまで、責任をもって飼育できるかよく考えましょう。そのうえで、ペットを家族として迎え入れる際は「保護犬」「保護猫」を選択肢に入れてみるのはいかがでしょうか。
※2023/02/24 タイトルと内容を一部変更いたしました。
出典
環境省自然環境局「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」
ペットショップのコジマ「トイ・プードルの子犬たち」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部