更新日: 2023.02.26 その他暮らし

ゲーム配信の視聴はタイパ・コスパが最高! 20歳のゲーマーが語る「購入するゲーム」の選び方

ゲーム配信の視聴はタイパ・コスパが最高! 20歳のゲーマーが語る「購入するゲーム」の選び方
近年はゲーム機の種類やゲームタイトルが豊富になっている。また、スマホやパソコンでもゲームを楽しめるようになっており、誰でも一度はゲームで遊んだことがあるのではないだろか。
 
そうした中でゲームに対してタイパやコスパを求める人が増えている。とはいえ、ゲームに対してタイパやコスパという概念があることに、疑問を感じる人もいるだろう。
 
ここでは20歳のゲーマー・Sさんに話を伺いながら、なぜゲームにタイパやコスパを求めるようになったのか、具体的にどのような変化があったのかをみていこう。
FINANCIAL FIELD編集部

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ゲームに対するタイパ・コスパとは?

そもそも「タイパ」とは、「タイムパフォーマンス」の略語であり、「消費した時間に対する満足度」を指す。
 
対して「コスパ」とは「コストパフォーマンス」の略語であり、「消費したコスト(お金)に対する満足度」を指している。
 
タイパやコスパという概念自体は以前より使われており、「通勤時間でビジネス書を読んで勉強をする」「事前準備を行い会議に備える」「型落ち品の安くなった家電商品を購入する」などの行動が挙げられる。
 
そうした中で、ゲームに対してタイパやコスパを求めるようになった理由を、Sさんは以下のように語った。
 
「正直に言って、消費したいコンテンツや楽しみたい娯楽が多くなったからだと感じます。僕の趣味はゲームですが、ほかにも漫画やアニメ、映画などゲーム以外にも楽しみたい娯楽があります。また、自分が楽しみたいタイトルのほかにも、SNSや友達との会話に付いていくために、流行のタイトルについても網羅しないといけません。」
 
このようにSさんのような世代にとって、現代は娯楽にあふれており、それら全てを消費し、楽しむためには、かける時間やお金を効率化する必要がある。
 
もし、むやみやたらにゲームを購入したり、映画を視聴したりすると、それが面白くなかったときに時間やお金が失われてしまう。消費したいコンテンツが多いのであれば、こうした失敗をもったいないと感じるのも不思議ではない。
 
そのため、あらかじめ情報を収集することで、失敗を避けながらコンテンツを消費していく「賢い消費者」が増えているともいえるだろう。
 

ゲーム配信の視聴がタイパ・コスパともに最高!

消費したいコンテンツが増え、人々がタイパやコスパを求めるようになった。Sさんはそうした中で、ゲーム配信の視聴がタイパ・コスパともに最高であると考えているそうだ。
 
「やっぱりゲーム配信は直接ゲームの中身が見られるのがよいですよね。ストーリーやアクションなど、ゲームを楽しむ上で欠かせない内容が一目で分かります。また、ゲーム配信だと配信主やコメントなど、そのゲームを遊んでいる人の意見を聞けるのも大きいです。」
 
Sさんはゲームを楽しむ上で、操作性が悪くないか、バグがないかなど、細かい部分も重視している。
 
そのため、こうした細かい部分で欠点が多いゲームは、遊んでも楽しさを感じられないケースも多いため、事前に把握しておきたいそうだ。
 
「ゲーム配信を見る習慣がついてからは、ゲーム選びにあまり冒険しなくなりましたね。面白いことが分かっているゲームだけを購入するようになりました。小中学生の頃は、パッケージやCMを見て面白そうなゲームを買ってもらっていたんですが、いざやってみると全然面白くないこともありましたから、それがなくなったのは大きいです。」
 
ゲーム配信を見るようになってから、ゲームの購買行動も大きく変わったようであり、その結果、無駄になる時間やお金も抑えられたと語る。
 
また、ゲーム配信だけで満足するゲームも多いらしく、結果的に購入する必要がなくなったゲームも増えたそうだ。
 
「人によっては『それってつまらないよ』と苦言を呈されることもあるんですが、自分としては合理的で満足しています。実際、以前は1週間程度で遊ばなくなったゲームもありましたが、今はどのゲームも長い期間楽しめています。購入本数としてはだいぶ少なくなりましたね。」
 
Sさんは2022年において、30タイトルほどのゲーム配信を見た後、実際に購買に移ったのは8タイトルだという。
 

娯楽の充実によって、消費者の行動も変化している!?

動画配信サービスをはじめとするさまざまなプラットホームが増えたことにより、人々の娯楽は急増した。娯楽が増えること自体は喜ばしいことだが、全てのコンテンツを消費しきるのは難しい。
 
そのため、消費者も行動を最適化しようと心掛ける層が増加しており、ゲームにタイパやコスパを求める層がいるのもその1つだ。
 
自分が娯楽に何を求めているのか、何を目的に娯楽をするのかなど、各個人の考えによって、今後さらに行動は細分化されていくだろう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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