マイカー必須のわが家は「カーリース」と「ローンで車を購入」どっちが節約できる?

配信日: 2023.03.12 更新日: 2023.03.13

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マイカー必須のわが家は「カーリース」と「ローンで車を購入」どっちが節約できる?
決して預貯金に余裕はないけれど、通勤や通学、育児や介護などでどうしてもマイカーが必要な家庭も多いでしょう。その場合に便利なのが、カーリースとカーローンです。
 
どちらも、一括払いで車を購入する場合よりも、無理なくマイカーを使い始められるのですが、「カーリース」する場合と「ローンで車を購入」する場合で、どちらの方が節約できるのでしょうか。
FINANCIAL FIELD編集部

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カーリースとカーローンの共通点と違い

車をリースで使う場合とローンで購入する場合は、月々一定の金額を支払うことで、初期費用を安く抑えながら車を使えるようになる方法として共通しています。レンタカーを利用する方法もありますが、レンタカーは一般的に数時間から数週間程度の短期利用を想定しています。初期費用を抑えつつも長期的に車に乗りたいのなら、カーリースかカーローンが主な選択肢として挙がるところでしょう。
 
しかし、両者には大きな違いがあります。カーリースでは毎月の支払いのなかに、自動車重量税や自賠責保険料などの諸費用に相当する額が含まれているため、車検などのメンテナンスについてはリース会社の責任で行うことがほとんどです。つまり、利用者は細かいことを気にせず、車に乗れるのが大きなメリットといえます。
 
ただし、カーリースでは契約期間が設定されています。契約期間が過ぎれば、車はリース会社に返却しなければならない場合と、無償で譲り受けられる場合とで分かれます。返却するときに車が破損していると、リース会社から賠償を求められるおそれがありますが、無償で譲り受けられればその心配は要りません。
 
その一方、カーローンはあくまでも車両費用の分割払いであるため、自動車重量税や自賠責保険料などの諸費用は別で負担しなければなりませんし、車検などのメンテナンスも自分の責任で行うのが通常です。ローンを完済すれば車の所有権を正式に譲り受けられますが、資金繰りに苦しんでローンの返済が滞らないよう気を付けなければなりません。
 

カーリースとカーローン、どちらが節約できる?

どちらも、車を一括払いで購入する場合よりも高く付く点では共通しています。カーリースの支払いにはリース会社の利益、カーローンの支払いには金融企業の利益がそれぞれ上乗せされているからです。
 
しかし、カーローンには頭金を求められることがありますが、カーリースは初期費用なしで始められる可能性があります。
 
しかも、カーリースの場合は上述のとおり、自動車重量税や自賠責保険料、車検代金などの諸費用が事実上、毎月の分割になるため、長期的には手元に残るお金が多くなる可能性があるのです。そうした余裕のお金を計画的に貯蓄する習慣を付ければ、節約につながりうるでしょう。
 
一方、カーローンは月々の支払いがカーリースよりも割安になる場合が多いです。よって、短期的には将来の税金や車検費用を計画的に貯めていく余裕をもちやすい面もあり、やはり節約は可能です。
 

リースとローンは一長一短。どちらも心がけ次第で節約は可能!

カーリースは他の車種に乗り換え可能ですが、途中解約できないデメリットもあります。毎月の支払いは割高ですが、諸費用も込みなので長期的には余裕をもてるでしょう。一方、カーローンは返済中でも車のカスタマイズが可能ですし、完済後は車が自分の物になるメリットがありますが、諸費用やメンテナンスは自己責任です。
 
どちらも一長一短ですが、どちらの支払い方法でも将来を見据えて計画的に準備すれば、心がけ次第で節約できます。しかし、長い目で見れば現金一括払いで購入するのが最も得をする点は忘れないようにしましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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