更新日: 2023.04.07 その他暮らし

一戸建て住宅の放置はNG! 修繕費がいくらくらいかかるか確認しておこう

一戸建て住宅の放置はNG! 修繕費がいくらくらいかかるか確認しておこう
一戸建て住宅の維持費は、家計にも大きな影響を与える費用のひとつです。「修繕費」「税金」「保険」の3つが主たるものになります。本記事では、そのうちの修繕費について解説します。
仁木康尋

執筆者:仁木康尋(にき やすひろ)

日本FP協会CFP(R)認定者、国家資格キャリアコンサルタント

人事部門で給与・社会保険、採用、労務、制度設計を担当、現在は人材会社のコンサルトとして様々な方のキャリア支援を行う。キャリア構築とファイナンシャル・プランの関係性を大切にしている。

代表的な「修繕」について確認しよう

修繕費は、建物の美観や性能を維持するためのメンテナンスやリフォームにかかる費用が該当します。新築後10年、20年、30年など、将来の支出としてそれなりの金額になりますので、計画的な資金の準備が必要です。以下で、代表的とされる修繕費について説明します。
 
《外壁塗装》
一戸建てで発生する修繕で代表的なものとして、まずは外壁塗装があります。
 
外壁は雨風や日光の紫外線に直接さらされるため、徐々に劣化していきます。ある程度年数が過ぎた外壁を放置しておくと、塗装のはがれや壁の亀裂などにより建物自体が傷んでいくので、定期的なメンテナンスが必要になります。
 
一般的な塗り替えのサイクルは外壁材や使用している塗料や建物の立地条件にもよりますが、10~15年に一度が目安です。費用は、家の大きさ(塗る面積)と塗料の種類によって異なりますが、40坪の住宅ですと100万円前後が目安となるでしょう。
 
《屋根塗装》
屋根は風雨や紫外線が当たり、家の中で傷みやすい箇所です。そのため、塗料の耐久年数を考慮しながら、早めに塗り替えを検討したい場所です。
 
もし、屋根塗装をせず放置してしまうと、屋根材の塗膜が劣化による防水効果の薄れや雨水等の建物内部浸入で、柱や梁を腐らせてしまうかもしれません。
 
日本瓦は塗り替えの必要はありませんが、スレート瓦やセメント瓦の場合、一般的な塗り替えのサイクルは5~10年に一度が目安とされています。使用する塗料によっては、15年ぐらいになる場合もあります。
 
費用は、屋根の面積・建物の形状と塗料の種類によって異なりますが、40坪の住宅ですと70万円前後が目安となるでしょう。
 
《シロアリ予防と駆除》
シロアリが数百匹単位で住み着いてしまった木材は、芯が食べられしまい手でも簡単に割れてしまうほど弱くなります。
 
シロアリの多くは住宅の床下に住み着き、束柱、大引き、根太といった住宅を支える木材に被害が及ぶことになってしまうと、家を支えている土台部分が本来の強度を発揮できなくなり、家のバランスを損ねてしまう可能性もあります。
 
場合によっては、家屋の傾きや倒壊ということにもつながります。そのために、予防はしっかりとしおく必要はあります。予防のサイクルは5年に一度が目安とされています。
 
費用は面積にもよりますが、40坪の住宅ですと15万円前後が目安となるでしょう。また、すでに被害にあってしまっていたら、シロアリを駆除し、住宅の寿命を保つためにも修繕・補強を行う必要があります。この場合はさらに費用は高くなります。
 

まとめ

ご紹介した修繕にかかる費用は、目安としてご覧いただければと思います。費用は家の大きさや形状、使用する材料、施工業者や内容によっても大きく変わってきます。
 
本記事でお伝えしたいことは、車の買い替えと同じぐらいにまとまった資金が必要になりますので、計画的に資金の準備が必要になるということです。
 
特に、住宅は一般的に築20年目あたりから設備機器の交換なども出てくる可能性もありますので、入居後から費用を積み立てておきたいところです。
 
車の買い替えの場合は時期を延ばしたりできますが、住宅の場合には美観や本来の機能を維持するために、それぞれの耐用年数に応じて計画的なメンテナンスが必要になりますので、ライフイベントとしても優先順位は上位群に位置付けましょう。
 
定期的な点検が可能であれば実施して、お住まいの“健康診断”をしておくとよいでしょう。屋根と外壁塗装は一緒に行うことで、足場代の節約にもなる可能性もありますのでおすすめです。
 
この場合、使用する塗料によって耐用年数が異なるため、屋根と外壁のそれぞれ使用する塗料のバランスも重要になってきます。次の塗り替えの時期も想定し、それぞれの耐用年数を考慮しながら必要以上に高額な塗料を使わないという選択もあるでしょう。
 
執筆者:仁木康尋
日本FP協会CFP(R)認定者、国家資格キャリアコンサルタント

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