更新日: 2023.04.14 その他暮らし

「住宅サブスク」は全国どこでも住み放題でコスパ抜群!? デメリットはあるの?

「住宅サブスク」は全国どこでも住み放題でコスパ抜群!? デメリットはあるの?
毎月定額で、さまざまな住宅に住めるサブスクリプションサービスが「住宅サブスク」です。住宅サブスクの特徴や欠点について気になっている方も多いのではないでしょうか?
 
今回は、住宅サブスクの概要とメリット、デメリットについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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サブスクリプションサービスの動向

サブスクリプションサービスとは、商品やサービスを購入するのではなく、一定期間利用できる「権利」に対して料金を支払うビジネスモデルのことを指します。
 
サブスクリプションサービス市場や住宅サブスクを取り巻く状況について解説します。
 

サブスクリプションサービスは増加傾向

矢野経済研究所が2022年1~3月に行った「サブスクリプションサービス市場に関する市場調査」によると、サブスクリプションサービス市場規模は増大する傾向にあることが分かります。
 
サブスクリプションサービスの市場規模は、2020年時点で8692億4400万円でしたが、2024年には1兆2422億円規模になると予測されており、4年で市場規模が2倍以上になる可能性が示されています。
 

住宅サブスクはまだ利用者が少ない

三菱UFJリサーチ&コンサルティングによる「サブスクリップション・サービスの動向整理」によると、住宅サブスクは、利用されているサブスクリプションサービス全体の0.8%でした。
 
利用されているサブスクリプションサービスのうち、大多数は動画・音楽配信サービスが占めている状況です。このデータから、住宅サブスク利用者は圧倒的に少ない状況が分かります。
 
一方で、今後利用してみたいサブスクリプションサービスとして、住宅サブスクは全体の6.2%を占めており、子供向けサービスや家具・インテリアサービスよりも高い数値でした。今後、利用者が増加する可能性は高いでしょう。
 

住宅サブスクのメリットとデメリット

住宅サブスクは、新しい住居のスタイルとして注目されています。住宅サブスクの概要とメリット、デメリットについて解説します。
 

住宅サブスクの概要

住宅サブスクとは、毎月一定の料金を支払えば、運営会社が管理する住宅にいつでも住めるサブスクリプションサービスです。
 
住める物件は運営会社によって異なり、戸建てをシェアハウスとして利用する、集合住宅の1室を利用する、などのさまざまな物件があります。
 
料金体系は運営会社によって異なり、定額料金のみで利用できるサービスや、入会金が必要なサービスもあるので、利用する際は事前に確認したほうがよいでしょう。
 

住宅サブスクのメリット

住宅サブスクのメリットとして、引っ越し費用や住居費を節約できる点が挙げられます。引っ越す際には輸送費、敷金、礼金などの費用が必要です。しかし、住宅サブスクの場合は、引っ越し費用がほぼ必要ありません。
 
居住している期間の利用料金も安くて便利です。ほとんどの住宅サブスクの定額料金には水道光熱費やネット回線代なども含まれているため、生活コストを節約できます。
 
また、東京や大阪など大都市部の賃貸料金よりも安い価格が設定されている場合が多いので、都市部に住みたい方にとっては、特に便利なサービスといえるでしょう。
 

住宅サブスクのデメリット

住宅サブスクのデメリットとしては、共用設備が多い、インテリアを選べない、といった点が挙げられます。
 
キッチン、風呂、トイレが共用の場合もあるため、プライバシーを配慮してほしい方は利用しづらいかもしれません。また、家具や家電は運営会社が設置しているため、インテリアなどの生活空間を自分好みに変更できない点も注意しましょう。
 

まとめ

住宅サブスクとは、大都市部の賃貸物件よりも安い価格で、どこでも好きな住居に住める定額制のサービスです。住居費を節約できるメリットがある一方で、居住空間の自由度が低いデメリットもあります。
 
現在は利用者が少ないサービスですが、サブスクリプションサービス市場の拡大に伴って、将来的に利用者が増加していく可能性は高いでしょう。
 

出典

株式会社矢野経済研究所 サブスクリプションサービス市場に関する調査を実施(2022年)
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 サブスクリプションサービスの動向整理
公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会 REAL PARTNER 2021年5月号 若者を中心に利用が広がる「サブスク住宅」サービスとは?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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