注文住宅で家を建てる!最初の一歩は資金計画と見学会から始めよう

配信日: 2018.07.06 更新日: 2019.01.09

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注文住宅で家を建てる!最初の一歩は資金計画と見学会から始めよう
マイホームには、分譲住宅・マンション・中古住宅など、さまざまな選択肢があります。
 
その中で、注文住宅を検討する人は少なくありません。
 
注文住宅の魅力はなんといっても、自分たちの理想の住まいを実現できることです。
 
ただ、完成までには長い道のりがあり、間取りや内装決め、資金計画立て、場合によっては土地探しなど、しなければいけないことがたくさんあります。
 
そのため、何から始めたらいいのかわからないという人もいるでしょう。
 
今回は、注文住宅の家づくりにおいて、最初にするべきことをご紹介します。
 
川添典子

Text:川添典子(かわぞえ のりこ)

ファイナンシャルプランナー2級

住宅ローンアドバイザー
明治学院大学英文科卒業後、大手ハウスメーカー就職。
住宅販売の営業職として、顧客開拓、住まいづくりの提案、資金計画相談、販売後のアフターフォローを担当。
仕事を通して、お客様の一番の関心事と不安はお金に関する事だと感じ、ファイナンシャルプランナー2級と住宅ローンアドバイザーの資格を取得。
ハウスメーカーを退職後、暮らしに役立つライターとして、お金に関する知識や情報を提供しています。

まずは資金計画を固めよう

土地を持っておらず、注文住宅を建てる場合は、まず土地を探さなくてはいけません。
 
はじめに、土地と建物の資金計画を立てます。ざっくりと自分たちが支払える金額で予算を立てて、土地を探します。例えば、「全体予算6000万円、内訳は土地3000万円・建物3000万円」などです。
 
しかし、自分たちの希望に見合う金額や条件から土地を選んでも、購入時の仲介手数料や諸費用などで、当初の予算をオーバーすることがほとんどです。
 
建物を検討すると、そこにも諸費用や消費税がかかります。インフラ設備や解体の工事の必要があれば、約1000万円〜1500万円オーバーしてしまうことも。さらには、地盤改良工事が必要になる可能性もあります。
 
予算オーバーしないためにも、土地や建物にどんな費用がかかるのかを把握したうえで、資金計画を立てましょう。
 
なお、もともとある土地に建替する場合は、建物代のみになりますが、その際も引越し費用や仮住まいなどの費用がかさみます。その点も考慮して、最初に資金計画を立てておきましょう。
 

見学会に行ってイメージを固める

注文住宅で家を建てる場合、ゼロから間取りや内装を決めていくため、どんなものができるかはほとんど見当がつきません。
 
自分たちの好きな家をつくる楽しみもありますが、これが注文住宅のデメリットでもあります。
 
モデルルームを見ることもできますが、モデルルームだと広すぎるうえ、設備なども高いものばかりで、なかなか現実的なものではありません。
 
だからこそ、気になるメーカーを見つけたら必ず最初に見学会に行くべきです。
 
メーカー選定中の方は、お部屋の畳数の感覚、自分たちがこだわりたいところを実現できているかを見ましょう。
 
事前に確認していないと、建築後に「こんなに畳数は必要なかった」と感じることがあります。また、メーカーの工法によって、同じ畳数でもお部屋の広さの感じ方が異なります。
 
これは壁がどれだけ分厚いかどうかで差が出ます。このような点も留意しておきましょう。
 
また、理想に近い家を見学したいのであれば、あらかじめ建てたい大きさや、外壁はタイルにしたいなどのこだわりをまとめ、伝えておく必要があります。
 

まとめ

注文住宅での家づくりは、たくさんの打ち合わせなどで長期間におよびます。だからこそ、ひとつひとつを着実に進めていく必要があります。
 
最初の部分を飛ばして、いきなり間取りの打ち合わせをし、そのあとで見積りを提示してもらうなどすると、当初の予算よりもはるかにオーバーしてしまうことがあります。順番を飛ばすと、それまでの時間が無駄になりかねません。
 
見学会も家づくりの大切なプロセスです。メーカー選定したあとも、改めて実際の家を見せてもらうようにしましょう。
 
家族の大切な資金で建てる家ですから、後悔のない家づくりをしましょう。
 
Text:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級,住宅ローンアドバイザー

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