更新日: 2023.04.22 その他暮らし
「車の維持費」を抑えるために! 知っておきたい「5つの方法」
執筆者:宇野源一(うの げんいち)
AFP
車の維持費って何がある?
車にかかる維持費には、抑えられるものと抑えられないものが存在します。ここでは維持費について、どのようなものがあるのか確認していきます。
抑えられない維持費
毎年4月1日時点の車の所有者に課せられる自動車税や、車検のたびに課税される自動車重量税、自賠責保険料といった「法定費用」については、公道を走行できる車を所有する以上は避けては通れません。また、金額についても法律で定められている部分であるため、抑えることはできない部分です。
抑えられる維持費
車のガソリン代や整備費用、保険料など、その都度発生する費用については、見直すことで支出を抑えたりなくしたりすることも可能です。これらは主に「法定費用」ではないものが該当します。
車の維持費を抑えるための方法5選
それでは実際に抑えられる部分の維持費について、どのような方法をとれば節約につながるのかを解説していきます。以下で、すぐに実践できる5つの方法を紹介します。
「急」のつく運転をしない
車にとって最もよくない運転方法は「急発進」や「急ブレーキ」、「急ハンドル」といった「急」のつく操作です。これらをすることで、燃費の低下やブレーキ類やタイヤの摩耗速度の増加が起こりやすくなります。「急」のつく運転をしないだけで、車にかかるガソリン代や整備費用をグンと抑えることができるでしょう。
ガソリンスタンドのアプリをインストールする
車に乗れば乗るほどかかってくるのがガソリン代です。これを抑えるためにできる方法は「1円でも安いガソリンスタンドを探す」ことが真っ先に想像できるかと思いますが、この方法だと時間と労力を浪費してしまう可能性が極めて高くなります。そんなときはガソリンスタンドのアプリの使用がおすすめです。
大手のガソリンスタンドではスマートフォンアプリを提供しており、近隣のガソリンスタンドの割引クーポンなどを定期的に配信しています。これらを有効活用することによって、日々のガソリン代を節約することが可能になります。
整備費用を比較検討する
法定点検や車検など、人間でいうところの「定期健康診断」の費用は少しでも抑えたいところです。購入したディーラーなどにお任せするのは安心ではありますが、車にかかる整備費用の相見積もりを取ることで節約が可能になります。特に車検にかかる費用はお店によってまちまちなので、よく比較検討することをお勧めします。
ただし、あまりにも安すぎる整備費用の場合は「車検に通すだけの必要最低限のみ」となる可能性もあるため、バランスを見ながら検討しましょう。
駐車場代を見直す
自宅に駐車場がない場合、駐車場代を別途支払っているという人もいるでしょう。固定費を抑えるために、自宅周辺の駐車場代が安い場所に契約を移すなど検討してみましょう。自宅から少し離れる、コンクリートではなく砂利になる、といった部分を妥協する必要があるかもしれませんが、一定の節約効果が見込めます。
任意保険の見直し
車に乗る人にとっては任意保険に加入することが最低限のマナーともいわれていますが、この補償内容が適切かどうか見直してみることも維持費を抑える第一歩です。初めて車を買った時から内容を見直していない、家庭で1契約あれば問題のない個人賠償責任や弁護士費用など、余計な特約に入りっぱなしといったケースも散見されます。
また、車両保険の条件や免責金額の再設定など、費用削減の効果が見込める見直し方法も存在します。ただし、保険料を抑えるために補償内容を削りすぎると万一の時に困ってしまう可能性もあるため、必要な補償と抑えても差し支えのない補償を見極めながら検討しましょう。
維持費を安くして快適なカーライフを!
毎日のように聞く値上げのニュースに困ってしまいますが、節約できる部分は随時見直すことで生活が豊かになることもあります。車の維持費の見直しや再契約をすることは大変ではありますが、家計のために検討してみましょう。
執筆者:宇野源一
AFP