更新日: 2023.05.16 子育て
【子どもの習い事】最も多いのは「4歳スタート」。月謝「月1万~1万5000円」なら、小学校卒業までにいくらかかる?
そこで、小学生以下の子どもを持つ主婦・主夫を対象にしたアンケートを基に、人気の習い事や習い事をさせている理由、習い事を始めた年齢、小学校卒業まで続けた場合にかかる費用などを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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小学生以下の子どもの習い事事情
株式会社イオレが2023年4月に発表した、小学生以下の子どもがいる主婦・主夫409人を対象に行ったアンケート調査によれば、子どもに習い事をさせている人は85.3%でした。
習い事の数は「2つ」と答えた人が最も多く37.5%、2位は「1つ」と答えた人で24.4%と、上位2つで全体の約6割を超えました。
現在通わせている習い事は、1位が「水泳」で32.4%、2位が「サッカー」で32.1%と、ほぼ横並びの状態になっています。3位は「英会話」で23.2%となりました。ちなみに、上位3つの習い事は、昨年も同様の結果でした。
習い事を始めた理由は、子どもが希望したから、体力づくりや運動能力が向上できるから、将来的なスキルにつながるからという順になっています。水泳やサッカー、野球など身体を使う習い事や、英会話、学習塾、通信教育など、将来のスキルに役立つ習い事が根強い人気です。
習い事を始める年齢や月額の費用・これから始めたい習い事
最初に習い事を始めた年齢は「4歳」と答えた人が最も多く、21.8%と全体の約2割でした。2位が「3歳」で16.6%、3位が「5歳」で15.8%となっており、小学校入学までに習い事を始めた子どもは66.6%と、全体の約3分の2に及んでいます。
習い事にかかる月額の費用は、「1万~1万5000円」が最も多く、21.5%と全体の約5分の1に及びました。2位が「7000~1万円」で12.6%、3位が「2万~2万5000円」で12.3%、4位が「1万5000~2万円」で12.0%となっており、2~4位まではほぼ同じ割合です。
今後習うことを検討している習い事で、最も多いのが「学習塾」で22.2%、2位が「水泳」で12.7%、3位が「習字・書道」で10.5%になりました。
検討している理由は、「将来的なスキルにつながるから」が30.6%と最も多く、2位が「子どもが希望したから」で25.9%、3位が「学校の授業で役立つから」で21.0%でした。
小学校卒業までに習い事にかかる費用
子どもが4歳になった月から習い事を始めたとすると、小学校を卒業する12歳までに9年間習い事を続けることになります。
1ヶ月あたり1万円の費用がかかると想定した場合、1年間で1万円×12ヶ月で12万円、9年間で12万円×9年間で108万円です。1ヶ月あたり1万5000円の費用がかかると想定した場合、1年間で1万5000×12ヶ月で18万円、9年間で18万円×9年間で162万円かかります。
習い事を始める平均的な年齢、4歳から始めて平均的な費用を捻出した場合、小学校卒業までに必要な費用は年間12~18万円、9年間で108~162万円です。
実際は、いつから始めるのか、いくつの習い事に通うのか、かかる月謝などはそれぞれ個人差があるため、ここで算出した数字はあくまで目安として考える必要があります。
子どもの習い事は家計事情も考慮して決めよう
子どもが4歳から小学校卒業まで習い事を継続した場合、平均的な費用負担は9年間で108~162万円になります。
全体の85%超の家庭で何らかの習い事をさせている一方、約14%の家庭では習い事をさせていません。習い事をさせていない理由は金銭的余裕がないからという人が最も多く、全体の約4割を占めました。
習い事をさせると、毎月決まった費用を支出しなければなりません。子どもの将来のことも考えつつ、家計に無理のないよう、習い事を選択する必要があります。
出典
株式会社イオレ 2023 年版 子どもの習い事に関するアンケート
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー