更新日: 2023.06.05 その他暮らし
着ぐるみの製作費用は「50万円」!?「製作工程」や「維持管理費」についても解説
本記事では、主な製作工程の流れと製作費用などを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「着ぐるみ」ってどんな意味?
国立国会図書館レファレンス協同データベースで公開されている「着ぐるみ」という言葉の意味の調査結果には「人が着用することのできる大型のぬいぐるみ。マスコットやキャラクター、擬人化した動物などをモチーフにしたものが多い」と記載されています。
1969年に創業し、現在も公演活動をしている「劇団こぐま座」は「等身大ぬいぐるみ人形劇団」と呼称しています。
着ぐるみの製作過程は?
着ぐるみを製作する会社は全国にあり、さまざまなものが日々製作されています。
主な製作工程は、以下のような順番で進みます。
(1)どのような着ぐるみを作るかの相談、デザイン
(2)着ぐるみの図面作成、設計
(3)原型の試作、原型づくり
(4)発泡スチロール・ウレタンなどでの本体製作、布生地での縫製・接着、靴などの小道具作り
(5)安全性・強度・視認性などを調整しながら仕上げ
着ぐるみのデザイン・設計に1ヶ月程度、製作に1~2ヶ月程度かかることが多く、繁忙期はさらに製作期間が延びます。
着ぐるみの製作費用などは、どのくらい?
着ぐるみの製作費用は、サイズや材質・種類によって違いますが、一般的な着ぐるみ1体(頭が外れる2.5頭身や、頭と胴体の一体型など)に約50~60万円以上の製作費用(消費税などは別途)がかかります。
動物のようにリアルな着ぐるみや、複雑な構造をした着ぐるみ、小道具(持ち物)などがあると、製作に手間がかかり費用は上がってゆきます。
近年は、空気で膨らませ、軽量でコンパクトに収納できる「エア着ぐるみ」や、湿気対策と着ぐるみの中に入る人の身体的負担を軽減するために空気排出ファン・給水ボトルをセットできるものも作られています。これらのオプション装備品を取り付ける場合も、費用がかかります。
この他に、着ぐるみは汚れたり、素材が経年劣化したりするので維持管理に必要な費用が、以下のようにかかってきます。
・着ぐるみ収納ケース:5万円程度から
・クリーニング代金:5万円程度から
・修理代金:修理の程度によって異なる
・その他:抗菌加工や防水加工を行う場合、製作会社と要相談
上記のような費用をまとめると、製作から維持管理にはおおむね100万円近くの費用が必要になる見込みです。着ぐるみを利用したいけど費用を抑えたい場合には、1日数万円程度でのレンタルを行っている会社もあります。
まとめ
着ぐるみの製作には数ヶ月程度の期間と製作諸費用・維持管理費用がかかってきます。動きやすく着崩れしないような構造で作られ、靴などの小物類も手作りされている、オーダーメードの逸品と言えます。
もし、企業や商店などの宣伝を目的として着ぐるみを製作する機会があれば、価格設定だけでなく修理などのアフターケアも充実した製作会社を選ぶのがポイントと言えるでしょう。
出典
国立国会図書館 レファレンス協同データベース 「着ぐるみ」の意味を知りたい
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー