更新日: 2023.06.09 その他暮らし
昼休みに改札内の「立ち食いそば屋」に行きたい! 入場券は必要?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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鉄道の乗車券と入場券の違い
鉄道の利用にあたり、最も基本的な概念として「乗車券」と「入場券」の違いを理解しておくことが重要です。乗車券は鉄道に乗るために必要な券で、出発地から目的地までの移動権利を保証するものです。例えば、東京から名古屋まで新幹線に乗る場合、必要なのは東京から名古屋までの新幹線の乗車券となります。
一方、駅構内の施設を利用するだけで、特定の区間を移動しない場合には「入場券」が必要となります。
例えば、改札内の立ち食いそば屋でランチをとる場合などです。乗車券と異なり、入場券は構内施設の利用を可能にするもので、具体的には商業施設へのアクセスを可能にします。駅利用目的によって必要な券種が異なるということを、頭に入れておくとよいでしょう。
改札内トイレ利用の場合、鉄道会社によって対応が違う
もしも急な腹痛などで改札内のトイレを利用する場合であれば、鉄道会社によって対応は異なるのが実情です。例えば、JRの場合、旅客営業規則には「乗車以外の目的での乗入場には入場券購入の義務がある」と書かれています。
ただし、駅員の判断で無料入場できることもあるようです。これは、人々の安全や健康を最優先し、公共の場としての機能を果たすための対応といえます。
また、JRに限らず、駅によっては改札外にトイレが設置されていることがあり、この場合は入場券の購入は不要です。各鉄道会社の具体的なルールは、公式ウェブサイトや問い合わせ窓口、または駅事務所などで確認できます。状況に応じて柔軟な対応が可能な鉄道会社もあるため、頻繁に利用する路線の駅であれば、必要な情報を入手しておくとよいでしょう。
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定期入場券について
駅構内の施設を頻繁に利用する方にとっては「定期入場券」と呼ばれる便利な券種があります。一定期間内であれば何度でも改札内に入場して、駅構内を利用できるという定期券です。駅構内のレストランでランチをとったり、駅構内にあるショップで買い物したりするなど、何らかの理由で駅を頻繁に利用する場合には非常に便利な手段となります。
例えば、毎日昼食に改札内のそば屋を利用する会社員にとっては、毎回入場券を購入するよりも、定期入場券を購入したほうが経済的です。また、待ち合わせや買い物目的で頻繁に駅を利用する場合にも同様に利便性があります。
ただし、この定期入場券は、すべての駅で取り扱われているわけではありません。利用を検討する駅での取り扱い状況は駅事務所や改札などで事前に確認するとよいでしょう。
利用の知識を身につけて駅施設を活用しましょう
鉄道の駅にはさまざまな機能が備わっており、列車に乗車することはその一部でしかありません。駅構内に設けられたショップでの買い物やレストランでの食事などを楽しむ場所としても利用されています。
乗車券と入場券の違いや、定期入場券の情報などを把握しておくことで、駅構内の利用機会が増えるかもしれません。鉄道の券種の知識を身につけて、日常生活をさらに豊かにしていきましょう。
出典
JR東日本 きっぷあれこれ 入場券
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー