更新日: 2023.06.13 家具・片付け

片づけの美学147 大嫌いな片づけをちょっとだけ好きになる4つのアイデア

片づけの美学147 大嫌いな片づけをちょっとだけ好きになる4つのアイデア
「片付けが大嫌い!」「すごく苦手!」など、片づけに対してネガティブな気持ちを持っている方は多いと思います。嫌なことってやりたくないし、気づかないふりをしてしまいがちですよね。
 
しかし、片づけなしに暮らすことはできません。快適な生活環境のために、片づけは必須の家事です。大嫌いな片づけをちょっとだけ好きになれるアイデアを考えてみました。
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

1. 完成を想像して、やる気を生む

完璧にきれいになったお部屋を想像してみましょう。
 

●本当はどんな空間で食事がしたい?
●リビングに置いてあるモノの理想は?

 
さまざまな理想を具体的に考えてみましょう。例えばSNSで見かけたピカピカの家だったら、どんな気分でしょう。理想が固まれば、ゴールまで一歩一歩進んでいくのみ。1日1ヶ所を目標に、10分間手を動かしてみましょう。
 
まずは、リセットのための5分。今日使ったモノ・持ち帰ったモノをしっかり定位置に戻します。買い物・お出かけバッグなど、中身まで定位置に移動することで、モノの紛失が防げるかもしれません。
 
残りの5分で、理想に近づくための片づけをしましょう。例えば、ついモノを置いてしまうカウンターの上。端から順に、1つずつ片づけていきます。
 
室内の様子が日々変わるので、やる気もキープできるのではないでしょうか。
 

2. ノリノリの音楽をお供に

大好きな音楽を流して、2曲分の時間で片づけするのはどうでしょう。ノリノリの鼻歌まじりなら、大嫌いな片づけも楽しめるかもしれません。
 
初めの1曲の間は、床のモノを片づけましょう。脱ぎっぱなしになっている衣類や置きっぱなしになっているバッグなど、あるべき場所に移動するだけで、かなりスッキリします。
 
2曲目になったら、目線の高さの片づけに移ります。テーブルの上、胸の高さの棚にはモノが貯まりやすいです。不要なモノは処分して、必要なモノは定位置に戻します。
 
曲の最後に、軽く掃除機を掛けたら、今日の片づけは完成です。
 

3. 一石二鳥! ストレッチ片づけ

体を使うことを意識しながら片づけするのも楽しそうです。
 
床のモノを片づける時はスクワットのポーズ、上の棚を整理する時は背伸び、重いモノを持ち上げる時は二の腕の筋肉を使うように意識するなど、体を使うこと意識して作業すると、いろいろな筋肉を使うことができると思います。
 
ダイエット効果を期待しながら片づけをするのも、よいのではないでしょうか。
 

4. 子どもと遊びながら! 片づけ競争

家の片づけが嫌な原因が「毎日、子どもがおもちゃなどを散らかすこと」だと感じている場合、子どもを巻き込んで片づけをしてみませんか?
 
「おもちゃを箱に入れる競争」は、大人が盛り上げ役になって、チャレンジしてみましょう。面倒な片づけも、レクリエーションの1つだと思えれば、子どもたちも楽しく片づけをやってくれるかもしれません。
 
競争では喜ばない年齢の場合、お仕事として依頼するのも手です。「君のエリアと大人のエリア、早く片づいたらお小遣いアップ!」など、子どものやる気が刺激されるルールを考えてみましょう。
 
子どもと一緒に片付けると、楽しいし、早く終わるし、きれいになるし、良いことが多いものです。大人だけが抱え込まず、子どもにも協力してもらって、家のキレイを作っていきましょう。
 

部屋が片づいた“気分のよさ”に気づくと意識が変わる?

重い腰をあげるために作ったルールでも、部屋の様子か変わってくると気持ちの変化に気づくことがあります。部屋がキレイになってくると、その“キレイ”をキープしたくなるのです。
 
1ヶ所がキレイになると、他の場所もキレイにしたいという気持ちがわいてくることも。少しずつ、初めにイメージした完璧な理想に近づいていけたらよいのではないでしょうか。
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表

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