更新日: 2023.06.21 その他暮らし

影響力もワールドワイド!BTSがもたらす「経済効果」はいくら?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

影響力もワールドワイド!BTSがもたらす「経済効果」はいくら?
米ビルボード1位やグラミー賞ノミネートなど、ワールドワイドな活躍を続ける韓国の男性アイドルグループ・BTS(防弾少年団)。チケットやグッズは即完売、メンバーが動画配信アプリで紹介した飲み物が、配信中に品薄になるなど、その人気は絶大です。
 
本記事では、BTSがもたらす経済効果について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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BTSのプロフィール

BTSは、2013年にデビューしました。メンバーは、リーダーのRM、SUGA、J-HOPE、JIN、JIMIN、V、JONG KOOKの7人です。
 
Spotifyで最もストリームされたアーティストや、音楽グループによるInstagramの最多フォロワー数など、23個のギネス記録を持ち、ワールドワイドな人気を誇っています。
 
また、国連本部での演説や、国連児童基金(ユニセフ)とのパートナーシップ締結など、音楽シーン以外での活躍も注目されています。
 

コンサートを開催した際の経済効果は約1129億円!

世界中から注目されて、絶大な人気を誇るBTSですが、経済効果の金額も絶大です。
 
韓国政府傘下の韓国文化研究院によると、観客をコロナ禍以前の水準(6万5000人)に戻して、コンサートを開催した場合、1公演で最大1兆2207億ウォン(約1158億円)の経済効果が見込まれると発表しました。
 
主な内訳としては、チケットの売り上げで1084億ウォン(約103億円)、公演関連商品売り上げが138億ウォン(約13億円)、チケットやグッズの生産関連で2090億ウォン(約198億円)などが挙げられています。
 

こんなものまで!? BTS効果で売れたもの2選

コンサートをはじめ、音楽業界における経済効果としては、異例ともいえる数字をたたき出しているBTS。
 
音楽シーン以外でも、BTS効果で、爆発的に売れた商品がありました。今回は二つご紹介します。
 

1. JONGKOOKが紹介したコンブチャ

コンブチャとは、砂糖などを入れた紅茶を、酵母や微生物によって発酵させた飲料です。名前は似ていますが、日本でおなじみの昆布茶とは別物です。
 
メンバーのJONG KOOKが、一日に2包ずつ飲んでいると、ライブ配信中に紹介。紹介後の反響はすさまじく、1ヶ月分の生産量が3日間で売れてしまい、海外売り上げは、前月比で800%も上昇しました。
 
本人も、コンブチャが2箱しか買えなかったと、SNSに反応するほどの事態となりました。
 

2. 担当メイクがVに使ったリップ

公式YouTubeチャンネルを通じて公開された映像で、メーキャップアーティストが、Vにリップを塗る姿が3秒ほど登場。映像を見たファンが商品を特定、米アマゾンとメーカーのISOI米国サイトで、リップが売り切れる事態に発展しました。
 
メーカーのISOIも反応して、公式Instagramで感謝のコメントを残しています。
 

その額は桁違い! デビューから10年間の経済効果予測

韓国の現代経済研究院によると、BTSの経済効果は、ヒット曲「江南スタイル」でブレイクしたPSYや、ドラマ『冬のソナタ』でヨン様旋風を巻き起こしたペ・ヨンジュンを超えると予測されています。
 
経済効果の年間平均が約5兆5600億ウォン(約5276億円)、デビューから10年間の経済効果は計56兆1600億ウォン(約5兆3296億円)に上る見通しです。
 
日本のトップアイドルである嵐の経済効果が、2年間で約3249億円と考えると、BTSの経済効果は、空前絶後の数字といえるでしょう。
 

2025年には全員再集結! 今後のBTSの活躍に注目

ワールドワイドな人気を誇るBTSですが、メンバーのJINとJ-HOPEが兵役中のため、グループ活動は休止しています。現在は、メンバー個人で活動を行っていますが、ソロでの人気も健在です。JIMINのソロ曲は、米ビルボードで1位を獲得する快挙を成し遂げました。
 
グループ活動の再開ですが、再来年の2025年までにメンバー全員が兵役を終えて、再集結する予定です。今から関連グッズを買いそろえて、再集結する日を心待ちにしてはいかがでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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