「扇風機」はサーキュレーターの代わりになる? 電気代についても比較
配信日: 2023.07.04
そこで本記事では、サーキュレーターと扇風機の違いについて電気代も含めて解説し、代用ができるのかを解説します。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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扇風機とサーキュレーターの違い
扇風機とサーキュレーターは、一見同じような機能を持つ電気製品に思えますが、実際には全く異なる役割を果たしているものです。それらの違いと、それぞれの電気代について詳しく見ていきましょう。
扇風機とは、電気モーターで羽根を回転させ、直接風を送り出す機械です。その作用原理はモーターが羽根を動かし、その動きによって空気が押し出され、それが風として感じられます。これは直接的に体感温度を下げてくれるため、特に暑い日にはその涼しい風は大いにありがたいものです。
一方、サーキュレーターは扇風機とは異なり、部屋全体の空気を循環させる役割を持っています。強力なモーターと特殊な羽根設計を用いて、空気を遠くまで送り出し、部屋全体に空気を均一に循環させる仕組みです。これにより部屋内での温度差をなくすことができ、部屋全体を快適な状態に保つことができます。そのため、夏の冷房だけでなく冬の暖房でも効果的に行うことができます。
電気代はどれくらい違う?
サーキュレーターと扇風機はその仕組みや用途が異なるため、消費電力、つまり電気代にも差が生まれます。具体的にどの程度の違いがあるのかを見ていきましょう。
一般的には、1時間あたりの消費電力が扇風機は25W~36W程度、サーキュレーターは21W~29W程度となります。電気代に換算した場合、1kWhあたりの電力量料金を31円とすると、扇風機は1時間あたり約0.78~1.12円、サーキュレーターは1時間あたり約0.65~0.9円です。電気代はサーキュレーターのほうがやや安い傾向にあるといえます。
お互いの代用はできる?
それでは、扇風機は実際にサーキュレーターの代用をすることはできるのでしょうか。結論からいうと、サーキュレーターと扇風機を互いに代用することは一部可能です。しかし、完全に代替とすることは難しく、それぞれの利点が生かせなくなる可能性があります。
まず、サーキュレーターを扇風機の代わりに使用する場合、強力な風力が体に直接当たり続けることで体温が下がり過ぎる懸念があります。また、サーキュレーターの風は一点に向かって強く吹くため、広範囲に風を送ることは難しい点にも注意が必要です。
逆に扇風機をサーキュレーターの代わりに使用する場合、風力が弱いため部屋全体の空気を効率良く循環させることは難しいでしょう。特に大きな部屋では、空気の循環が不十分になるかもしれません。
扇風機とサーキュレーターそれぞれの特性を知って使いこなそう
扇風機とサーキュレーターは仕組みや使い方に違いがありますが、風を発生させるという機能は同じであるため、使い方によっては代用できるといえるでしょう。代用する際には、エアコンの冷風がうまく循環するよう、置き場所や風力設定などに注意することが重要です。
また、最近では両方の機能を持った製品も登場しています。それぞれの特徴をふまえて、自分に合う製品を選び使いこなしましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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