初めての副業に最適!? フリマは 町からネットに!? フリマで副業ポイント
配信日: 2018.08.07 更新日: 2019.01.11
大きな理由のひとつが、「実はまだ会社が副業を許可していない」ということのよう。もちろん会社の規則は守るべきですが、せっかく興味があるのに、何も手をつけられないのもちょっと惜しい気がします。
そこで「フリマ」です。不要品を売りさばくのは副業になるのでしょうか?
Text:藤木俊明(ふじき としあき)
副業評論家
明治大学リバティアカデミー講師
ビジネスコンテンツ制作の有限会社ガーデンシティ・プランニングを28年間経営。その実績から明治大学リバティアカデミーでライティングの講師をつとめています。7年前から「ローリスク独立」の執筆活動をはじめ、副業・起業関連の記事を夕刊フジ、東洋経済などに寄稿しています。副業解禁時代を迎え、「収入の多角化」こそほんとうの働き方改革だと考えています。
町のフリーマーケットに出店しても問題ないはず
たとえば、日曜日に近くの大きな公園でフリーマーケットのイベントがあるとします。家族で出店し、家にある不要品を売ります。楽しいですよね。でもこれって会社の副業禁止規定に引っかかるのでしょうか? 大丈夫そうな気がします。
しかし、定期的に物品を仕入れ、毎週継続的にフリーマーケットに参加するのはもはや事業ですよね。副業とみなされるでしょうし、副業規定だけではなく古物商の許可も必要でしょう。
社会保険労務士の先生に「フリーマーケットに参加してモノを売るのは副業になるのですか?」と聞いたことがありますが、たまのお休みにレジャーとしてフリマに参加するのは副業、つまり「業」とは呼べないのではないかということでした。
確かに、家族で町のフリーマーケットに参加していたのを見つかって副業禁止違反に問われるというのは現実的じゃないですよね。
今は、リアルなフリーマーケットだけではなく、メルカリに代表される「フリマアプリ」があります。
たとえば、夏休みに実家に帰ったとき、「うわー! こんなにいらないモノがある」とびっくりしませんか。そこで断捨離を手伝って不要品を持ち帰り、フリマアプリで売ることを副業のきっかけにしてみてはいかがでしょう?
先ほど述べたように、「業」として定期的にモノを仕入れ、販売活動をするのでなければ、とがめられる可能性はまず低そうです。
専門のフリマサイトがいろいろ
なかなか副業に踏み出せないという人の中には、「ネットを介して人とつながる便利さ・おもしろさ」に馴染めないという人もいるのではないでしょうか? これはやってみないとわからないことですよね。
そのためにも、「断捨離からフリマを経験してみる」というのも、きっかけとしていいかもしれません。
メルカリに限らず、いろいろなフリマアプリがありますし、ヤフオクのようなオークションサイトに出品するのもひとつの方法です。
たとえば、楽天の「ラクマ」というフリマアプリは利用手数料が他に比べて安い(これまでは無料でしたが2018年6月以降商品が売れた金額の3.5%が販売手数料としてとられます)ことで人気があります。
また、「オタマート」は、いわゆるオタク層に人気のある同人誌やフィギュアなど専用のフリマアプリです。実家には昭和のお宝がないでしょうか?
「ゴルフポット」は、ゴルフクラブやゴルフウェアなどゴルフ用品専門のフリマアプリです。
また、直接相手と品物の受け渡しをしたいというときは、地元でやり取りするフリマアプリの「ジモティー」がおもしろいです。
こんなにいろいろジャンルのフリマアプリがあります。夏休み、断捨離で出た実家の不要品をフリマアプリで処分し、「ネットを介して人とつながってモノをやり取りする」という経験をし、副業のきっかけにしたらどうでしょう。そして、あわよくば食事代ぐらい稼ぎませんか?
Text:藤木 俊明(ふじき としあき)
明治大学リバティアカデミー講師・副業評論家