更新日: 2023.07.24 子育て

スマホを使う小学生はどれくらい? 子どもにスマホを買い与える時の注意点とは

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

スマホを使う小学生はどれくらい? 子どもにスマホを買い与える時の注意点とは
インターネットが普及し、多くの人がスマートフォンを使う世の中になりました。スマートフォンは日常生活で欠かせないものと考える人も増加しています。
 
その波は子どもにも及んでおり、小学生~高校生の98.5%がインターネットを利用しており、スマートフォンを使う子どもは小学生で43.8%、中学生で78.9%、高校生は97.9%です(内閣府令和4年度・青少年のインターネット利用環境実態調査)。そこで、子どもにスマートフォンを買い与えるときに注意したいポイントを紹介します。
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スマートフォン利用の実態

マイボイスコム株式会社が10~70代の男女約1万人を対象としておこなった「携帯電話・スマートフォンとライフスタイル」に関する調査によると、9割弱の人がスマートフォンを利用していました。スマートフォン利用者の6割以上が1日あたり1時間以上利用していると答えており、1時間以上利用している人は2018年以降、増加し続けています。
 
普段の生活でスマートフォンがないと困る、と答えた人は42.4%、やや困る、と答えた人は33.0%で、約75%の人がスマートフォンがないと困ると感じていました。
 
睡眠時にもスマートフォンや携帯電話を近くに置いている人は27%、手持ちぶさたのときに、無意識にスマートフォンや携帯電話を手に取る人は17.9%という結果です。
 
また前述の、内閣府の調査では、小学生~高校生までの子どもの98.5%がインターネットを利用しており、そのうちスマートフォンを利用しているのは74.5%でした。今や、大人だけでなく、子どもの間でもスマートフォンは欠かせないものになっているといえます。
 

子どもにスマートフォンを買い与えるときの注意点

スマートフォンを使うときは、単独のアプリを閲覧するのではなく、SNSでのメッセージのやりとり、動画サイトの閲覧、調べもの、ゲーム、サイトのはしご、など、さまざまなアプリを頻繁に切り替えて利用することが少なくありません。
 
こうしたスイッチングをおこなうことで、集中力が削がれ、脳の発達にも影響が出てくる、とする研究者もいます。このことを踏まえ、子どもにスマートフォンを買い与えるときに注意したい点を紹介します。
 

・スマートフォンの利用について親子で取り決めをする

スマートフォンを使う時間を決める、親のいる場所で使うと決めるなど、スマートフォンの使用時間が長くなりすぎないように注意しましょう。
 

・個人情報の流出を避ける

個人名や学校名などを書かないこと、友人の写真などを安易にSNSに載せないことなども約束します。
 

・悪質なサイトへのアクセスを防ぐ

悪質なサイトや有害情報のあるサイトに、気づかないうちにアクセスしてしまう危険性を避けるため、悪質なサイトがあることを子どもに伝えておきましょう。また、親のできる対策として「フィルタリングサービス」の活用があります。「フィルタリングサービス」とは、出会い系サイトやアダルトサイト、暴力的な表現があるサイトにアクセスできなくなる機能です。
 

・ゲームの高額課金を防ぐ

ソーシャルゲームのガチャなど、知らないうちに子どもが高額課金をしてしまうトラブルが発生しています。対策として、子どもが利用しているアプリが、無料か有料かを確認しましょう。
 
「ペアレンタルコントロール機能」を使うと、保護者のスマートフォンから、子どものスマートフォンのアプリ利用状況を確認したり、新しいアプリのインストール制限、利用時間制限などをかけたりできます。
 

子どもにスマートフォンを買い与えるときはトラブルに巻き込まれないよう対策しよう

スマートフォンを持つ人は、大人だけでなく子どもにも年々増加しており、日常生活に欠かせないアイテムになっています。スマートフォンは手軽にさまざまな情報を得られるメリットがある反面、使い方を間違えると、トラブルに巻き込まれかねません。
 
子どもにスマートフォンを買い与えるときは、スマートフォンの危険性を子どもに伝え、親子で使い方のルールを話し合いましょう。「フィルタリング機能」や「ペアレンタルコントロール機能」を利用して対処することも大切です。
 

出典

内閣府 令和4年度 青少年のインターネット利用環境実態調査(PDF版)

政府広報オンライン ネットの危険からこどもを守るために保護者が知っておきたいこと

マイボイスコム株式会社 携帯電話・スマートフォンとライフスタイルに関するアンケート調査(第7回)

au 子どもにスマホをいつから持たせる?メリットや注意点について解説!

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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