電気自動車(EV)の相場価格はいくら?補助金を活用してお得に乗ろう!
配信日: 2023.07.25 更新日: 2023.07.26
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
電気自動車(EV)の価格を左右するのは「バッテリーの大きさ」
電気自動車を選ぶ際の大切なポイントの一つは、バッテリー容量です。バッテリー容量が大きいと、航続距離は長くなりますが、それだけ、高額になる傾向にあります。
例えば日産リーフには、バッテリー容量が「40キロワットアワー」と「60キロワットアワー」のモデルがあります。40キロワットアワーバッテリー搭載車の一充電走行距離は、WLTCモードで322キロメートルであるのに対し、60キロワットアワーバッテリー搭載車は、450キロメートルです。
バッテリー容量は、車両価格を大きく左右します。例えばグレードXの場合、40キロワットアワー搭載車は、408万1000円(税込み、以下同様)であるのに対して、60キロワットアワー搭載車は、525万3600円で、約120万円の差があります。
バッテリー容量の小さい車種を選ぶことで、購入コストを抑えることが可能です。
ただし、長距離を移動する機会の多い方は、頻繁に充電する必要が生じるため、不便を感じる可能性があります。電気自動車を購入する際は、車両価格だけではなく、用途に適したバッテリー容量の車種を、選ぶことが大切です。
電気自動車(EV)の相場価格は?
電気自動車の価格帯は、リーズナブルな軽EVからハイクラスの車種まで、幅広くなっています。軽EVの相場価格は200万円台、スタンダード車は300~600万円前後で、1000万円を超える高級車もあります。
以下で、各価格帯の主な車種をご紹介します。
●日産「サクラ」 254万8700円~
●三菱「eKクロスEV」 254万6500円~
●日産「リーフ」 408万1000円~
●ホンダ「Honda e」 495万円
●マツダ「MX-30EV」 451万円~
●日産「アリア」 539万円~
●テスラ「モデル3」 524万5600円~
●テスラ「モデルS」 1296万9000円~
●ポルシェ「タイカン」 1286万円~
電気自動車の購入に活用できる補助金制度
高額な電気自動車も、以下の補助金制度を活用することで、お得に購入できます。
・経済産業省のクリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)
CEV(クリーンエネルギー車)を購入する際に受け取れる、国の補助金です。電気自動車の場合、車種や条件によって、最大85万円の補助金がもらえます。
・自治体の補助金
各自治体で、エコカーの補助金を支給している場合があります。東京都の場合、電気自動車の購入時にもらえる補助金は、最大60万円です。
※環境省「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」併用時
補助金を活用して、国産の軽EVを購入する場合は、CEV補助金がだいたい55万円で、東京都の補助金が最大60万円ですので、車両価格は、実質200万円を切ります。
上記以外にも、車の環境性能に応じて課税される「環境性能割」がかからなかったり、自動車重量税が減免される「エコカー減税」や、翌年の自動車税が優遇される「グリーン化特例」が適用されたりして、エンジン車よりもお得です。
環境に優しい電気自動車(EV)は補助金を活用してお得に乗ろう!
日本政府は、2050年までに、カーボンニュートラルの実現を目指しています。その一環として、2035年までに、電動車の普及100%を目指していて、やがては、走行時に二酸化炭素を排出しない、電気自動車が主流になると考えられます。
まだまだ、高額なイメージが強い電気自動車ですが、補助金制度を上手に活用して、購入コストを大幅に抑えることが可能です。
出典
日産自動車株式会社 リーフ
一般社団法人 次世代自動車振興センター CEV補助金 補助対象車両一覧(令和5年4月1日以降の登録分)
公益財団法人 東京都環境公社(東京都地球温暖化防止活動推進センター) 東京都 ZEV補助金ガイド
国土交通省 自動車関係税制について (エコカー減税、グリーン化特例 等)
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