更新日: 2023.07.31 その他暮らし

「コスパ」で選ぶならウォーターサーバーのほうがお得って本当?ペットボトルの水との違いを比較してみた

「コスパ」で選ぶならウォーターサーバーのほうがお得って本当?ペットボトルの水との違いを比較してみた
水をよく飲む場合、ペットボトルを毎回購入するのと、ウォーターサーバーを定期契約するのと、どちらがお得なのか、悩んだ人も多いのではないでしょうか。
 
今回は、ウォーターサーバーとペットボトルの水について、どちらがお得なのかを比較していきます。ウォーターサーバーの導入を検討されていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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ウォーターサーバーとペットボトルの水はどちらの費用が高い?

ウォーターサーバーとペットボトルの水の費用差は、一見すると分かりにくいものです。そこで、各費用を分かりやすく解説していきますので、参考にしてみてください。なお、比較例は、同じ会社の同じ水でおこないます。
 

ウォーターサーバーの費用

ウォーターサーバーの利用には、水代以外にも、電気代がかかります。さらにウォーターサーバーは、サーバーのレンタル代がかかる場合と、かからない場合があります。なるべくお得にしたいならば、レンタル代が安い、あるいはかからないところがおすすめです。ただし、長年利用する予定ならば、サーバーを購入するという手もあります。
 
ここでは、a社のウォーターサーバーを例にしてみましょう。a社では、7.8リットル×3箱が、ウォーターサーバーの最小単位になっています。つまり、最低でも23.4リットルから注文する必要があります。
 
契約年数は2年からで、2年契約で月3箱頼む場合は、月額4050円(税込み、以下同様)。2リットル入りのペットボトル約12本分の水が、4050円になります。同じ条件で3年契約ならば、月額3924円ですので、2リットルのペットボトル約12本分の水が、3924円になります。
 
ウォーターサーバーの場合は、これに電気代が加わります。a社のウォーターサーバーの電気代は、1日約50円かかるとされていますので、1ヶ月30日とすると、50×30=1500円。
 
2年契約の場合、月額4050+1500=5550円です。年間では5550×12=6万6600円となります。3年契約の場合は、月額3924+1500=5424円。年間で5424×12=6万5088円かかる計算になります。
  

ペットボトルの水の費用

a社の水2リットルの希望小売価格は270円です。ウォーターサーバーの水23.4リットルとほぼ同じ量と考えると、23.4÷2=11.7本必要になります。
 
270×11.7=3159円。年間では、3159×12=3万7908円です。つまり、費用だけで考えると、ウォーターサーバーよりも、ペットボトルの水のほうが安いことになります。
 
ただし、ペットボトルの水を買う場合は、場所にもよりますが、交通費が加わることも。費用を気にしないのであれば、ウォーターサーバーのほうが、手間もかからずに楽な場合もあります。
 

使い勝手がよいのはどっち?

費用を抜きにすると、パフォーマンスが高いのは、ウォーターサーバーです。重量のある水を運ぶ手間がなく、料理などで使用したいときは、冷水でも温水でも、すぐ使えます。
 
非常用のストックとして、水は非常に重要であり、ウォーターサーバーならば、一度に多くの水をストックできます。もし、2リットル入りのペットボトルで、ウォーターサーバー1箱と同じ量を備蓄しようとすると、約12本が必要になります。
 
災害時は、1人1日3リットルの水が必要とされています。4人家族の場合、1日12リットルの備蓄が必要です。さらに、避難生活を考えると、3日分は必要ですので、12×3=36リットル。これは、2リットル入りペットボトルだと18本、ウォーターサーバーならば、5箱分弱に相当します。
 
持ち運びの面でも、ウォーターサーバーでまとめているほうが楽です。ただし、家族が少人数だったり、一人暮らしだったりする場合は、ペットボトルのほうが、持ち運びしやすいという可能性もあります。
 

ウォーターサーバーは費用の安さではなくコスパ重視の人向け

費用だけでみると、ペットボトルのほうが安くなりますが、買ったあとに持ち帰る手間や、ゴミが増えるというデメリットもあります。ウォーターサーバーのほうは、費用は高くなりますが、持ち帰る手間もなく、ゴミの量も減る点がメリットです。
 
災害時、避難所へ大量に水を持っていきたい場合は、ウォーターサーバーならば、1箱に入っている量が多いため、省スペースで保管できます。少人数ならば、ペットボトルのほうが、荷物を少なくできるケースもあるため、必要な量をあらかじめ調べておくことをおすすめします。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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