更新日: 2023.07.31 その他暮らし

エアコンで冷えるので「白湯」をたくさん飲んでいます。「電気ポット」と「やかん」どちらがコスパ良いでしょうか?

エアコンで冷えるので「白湯」をたくさん飲んでいます。「電気ポット」と「やかん」どちらがコスパ良いでしょうか?
暑い夏を乗り切るためにはエアコンが欠かせません。ただ、エアコンが効き過ぎると身体が冷えてしまうため、対策として白湯(さゆ)などを飲む人もいるでしょう。白湯を飲むために毎回ガスコンロでお湯をわかすと、気になるのがガス代です。電気ポットでお湯をわかす場合の電気代と比較すると、どちらが安いのでしょうか。
 
本記事では、お湯をわかす場合、ガスコンロと電気ポットではどちらがコストパフォーマンス(以下、コスパ)に優れているのか、解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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電気ポットとやかんはどう違う? それぞれの特徴

お湯をわかすという点では同じ役割があるものの、電気ポットとやかんは特徴が異なります。まずはどのような違いがあるのか、それぞれの特徴をチェックしてみましょう。
 

電気ポット

電気ポットは電気でお湯をわかすアイテムです。また、お湯をわかすだけではなく、保温できることが特徴です。なお、電気ポットは1~5Lなど、小型から大型までさまざまな容量のものがあります。温かい飲み物やインスタント食品など、お湯が必要なときにいつでもすぐ使えます。
 

やかん

やかんはガスコンロやIHなどでお湯をわかすアイテムです。保温はできないため、使いたいときにお湯をわかす必要があります。なお、ガスは都市ガスやプロパンガスという種類に分けられます。都市ガスは料金が安いものの都市部のみの提供となるため、エリア外では使えません。住んでいる地域や契約内容にもよりますが、一般的にプロパンガスは都市ガスよりも料金が高くなります。
 

お湯をわかす場合にコスパがいいのは電気ポットとやかんのどちら?

お湯をわかす場合、電気ポットとやかんのどちらを使うほうがコスト面で優れているのでしょうか。それぞれのコストを比較してみましょう。まずは、電気ポットの電気代を計算しましょう。
 
ただし、消費電力量は日本電機工業会自主基準の測定値となり、室温やお湯をわかす回数、保温の設定温度などの条件によってもコストは変動します。なお、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会によると、1kWhあたりの目安単価は31円としています。一例として、容量2.2Lの一般的な電気ポットの消費電力量は1日あたり約0.62kWhであり、単価31円で計算すると1日あたりの電気代は約19.22円です。
 
次はやかんでお湯をわかす場合です。ここでは、都市部以外の地域も参考にできるようにプロパンガスの計算です。なお、契約内容によってもガス料金は変動します。一例として、一般社団法人プロパンガス料金消費者協会によると、平均価格でお湯1Lをわかすためのプロパンガス代は約3.6円としています。これを踏まえると、条件によっても異なるものの、コストだけを見るとやかんのほうがコスパに優れているといえるでしょう。
 

ひんぱんに白湯を飲む場合は電気ポットとやかんのどちらがおすすめ?

それでは、エアコン対策などで白湯をひんぱんに飲む場合、電気ポットとやかんはどちらの使用が適しているのでしょうか。結論からいうと、手軽に白湯を飲むなら電気ポット、コスパを重視するならやかんがおすすめです。
 
なぜなら、電気ポットとやかんは特徴が異なるためです。電気ポットは保温機能があり1日あたりの電気代は高い傾向にあるものの、必要なときすぐに白湯を飲めるという利点があります。一方、やかんは保温機能がないもののコスト面を抑えやすい傾向にあります。重視する要素によって、電気ポットとやかんをうまく使い分けることがポイントとなるでしょう。
 

ライフスタイルやコスパを考慮して電気ポットとやかんを使い分けよう

電気ポットとやかんはお湯をわかすという点では同じですが、それぞれ特徴が異なります。電気ポットは保温機能があり、必要なときにすぐお湯を使えることがメリットです。その反面、やかんと比較するとややコスト面が高くなる傾向にあります。
 
一方、やかんはお湯を必要なときにわかす手間や時間がかかるものの、コスパに優れていることがメリットです。それぞれの特徴を踏まえて、かしこく電気ポットとやかんを使い分けましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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