更新日: 2023.07.31 その他暮らし

中古マンション、どんなところを重視して購入した? 後悔しているところは?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

中古マンション、どんなところを重視して購入した? 後悔しているところは?
中古マンションは、人生において大きな買い物です。自分にとって最良の物件を購入するために重視するポイントは、人によって異なります。しかし注意深く選んだつもりでも、実際に住んでから後悔する人も少なくありません。
 
本記事ではみんなが購入時に重視した点と生活してから後悔した点をご紹介し、中古マンションの選び方のポイントを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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みんなが中古マンション購入時に重視した点とは?

株式会社ESTGROUP(エストグループ)の調査によると、自宅用に中古マンションを購入した人が重視した点は次のとおりです。

・周辺環境
・間取り
・築年数
・日当たりの良さ
・広さ

多くの購入者が駅近、職場まで電車で30分以内など通勤の利便性と病院や商業施設へのアクセスの良さなど周辺環境を重視しています。周辺環境は住みやすさとも深く関わることから、大事なチェック項目と言えるでしょう。
 
周辺環境以外では、全体的に室内の使い勝手をチェックする傾向にあることが分かりました。「予算・立地・広さ」の3要素のバランスを見て、自分の希望に叶った中古マンションを見つけている人が多いようです。
 

確認不足で購入後に後悔している点とは?

自分の希望に叶った中古マンションを購入したにもかかわらず、実際に住むとどのような点が気になるのでしょうか? 同社の調査によると、購入時に見落としており多くの人が後悔している点は次のとおりです。

・今後の修繕計画を確認していなかった
・収納の使い勝手が気になる
・周囲の住人の生活音や往来の音が気になる

ではそれぞれの点について詳しく見ていきましょう。
 

今後の修繕計画を確認していなかった

多くの人が中古マンション購入前によく確認していなかったのが、長期修繕計画や管理規約などの書類です。
 
ある程度の築年数が経っていると、購入してから管理費や修繕積立金が大幅に値上がりする可能性があります。逆に修繕計画がなくても、住み続けることに不安を感じるでしょう。
 

収納の使い勝手が気になる

内見時に収納の広さなどを確認していても、実際には自分の持ち物の量が多くて入り切らないという見落としです。また十分な収納スペースはあっても実際の生活導線上になく、収納したいところに収納できないとストレスを感じます。
 
入居後に収納家具を増やすと部屋が狭くなるので、内見時にどこに何を収納するのかイメージしながらチェックすると良いでしょう。
 

周囲の住人の生活音や往来の音が気になる

音は「壁」「床」「窓」を通して生活空間に入り込みます。分譲マンションだから賃貸マンションよりも防音性が高いと信じ込まないようにしましょう。逆に自分が出す生活音が、周囲の住人から迷惑に思われることもあります。
 

失敗しない中古マンション選びの3つのポイント

ご紹介した調査結果も踏まえつつ、失敗しない中古マンションの選び方として次の3つのポイントをご紹介します。

・ライフスタイルを考慮し購入目的を明確にする
・内見で周辺環境や生活導線、管理状況を確認する
・住んでからのランニングコストを把握する

住んでから後悔しないためにも、それぞれのポイントを押さえておきましょう。
 

ライフスタイルを考慮し購入目的を明確にする

なぜ中古マンションを購入するのか、ライフスタイルに合わせて購入する目的を明確にしましょう。「通勤しやすい」「子育てしやすい」など、購入する目的に合わせて立地を絞り込みます。
 
次に間取りや周辺環境などの希望条件を決め、予算を立てたうえで中古マンションを探すことが大切です。
 

内見で周辺環境や生活導線、管理状況を確認する

内見では部屋の中だけでなく、エントランスやゴミ置き場の管理状況、日当たり・環境音や同じマンションに住んでいる人も確認します。曜日や時間帯を変えて周辺環境を購入前に、チェックしておくことも大切です。
 
また間取りや設備だけでなく、生活導線を考慮しながら収納の使い勝手もチェックしましょう。
 

住んでからのランニングコストを把握する

購入後、住宅ローン以外に毎月支払いが必要なものとして管理費と修繕積立金が挙げられます。また6月頃になるとその年の固定資産税と都市計画税の通知が市区町村から届くので、およその額を事前に把握しておきましょう。
 

できれば何回か内見するのがおすすめ

中古マンションの購入は、長く暮らすことを前提に資産を購入するものです。できれば購入前に気になる物件を何度か内見するようおすすめします。
 
また時間帯が変わると印象が変わるかもしれません。人通りが落ち着く夕方から夜の時間帯に、目当ての中古マンション周辺の環境をチェックしておくことも大切です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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