更新日: 2023.08.07 その他暮らし

サッカー選手の引退後の収入は?セカンドキャリアで成功した選手を紹介

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

サッカー選手の引退後の収入は?セカンドキャリアで成功した選手を紹介
サッカーは特に選手生命が短いスポーツのため、引退後のセカンドキャリアを見据えた長期的な人生設計が重要です。サッカー選手のセカンドキャリアとしては指導者やタレント業、一般企業への就職などがあげられます。
 
本記事では、引退したサッカー選手の成功例をまじえて解説します。
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サッカー選手の寿命は短い

日本のプロリーグで活躍するサッカー選手の平均寿命はおおよそ3〜7年前後です。高校卒業後、18歳でプロサッカー選手としてデビューしたと仮定すると、25〜26歳あたりで引退となる計算です。
 
サッカーは試合中の運動量が非常に多く、単純に走行距離で考えると10.3〜12.5kmを超えます。体力の消耗が激しく、早い段階で選手としての限界を迎えるため、引退前からセカンドキャリアの収入確保が求められます。特に、J1と比べて平均年収が大きく下がるJ2、J3に所属する選手は、引退後の安定した収入の確立をしなければいけないでしょう。
 
50歳を過ぎた今でも現役で活躍する三浦知良氏のような例はきわめてまれであり、ほとんどの選手は30代以降の長いセカンドキャリアを見据えた将来設計を組み立てています。
 

サッカー選手の平均収入は?

プロサッカー選手の平均収入は、所属リーグによって異なります。具体例は以下の通りです。

J1:約3500万円
J2:約500万円
J3:約200万~300万円

知名度もありメディア中継の機会が多いJ1の選手は平均年収が高く、トップ選手だと年収が1億円を超えるケースも珍しくありません。
 
一方で、J2以下は平均年収がどうしても下がってしまい、J3ではアルバイトや副業によって生計を立てている選手がいるのも事実です。
 
サッカーの世界で一生食べていける選手はほんのひと握りであり、9割以上の選手は20代のうちから引退後のセカンドキャリアを具体的にシミュレーションしています。
 

引退後の収入は個人差が大きい

サッカー選手の引退後の収入は、現役時代の人気や知名度、チームへの貢献度によって大きく左右されます。J1のトップ選手や日本代表として注目された選手など、幅広い世代に知られていれば、引退後も指導者やタレントとして十分な収入が保障されるでしょう。一方で、知名度や実績に恵まれなかった選手は、引退後のセカンドキャリアが限られてしまうのが現実です。
 

サッカー選手の引退後のセカンドキャリア

引退後のサッカー選手の一般的なセカンドキャリアは以下の通りです。

●一般企業への就職
●プロリーグのコーチや監督
●アマチュアサッカーの指導者
●タレント業

それぞれのメリットを解説します。
 

一般企業への就職

多くのサッカー選手が選択するセカンドキャリアです。主な就職先としては不動産業やIT業界などの営業職が多く、現役時代以上の高収入を得ている元選手も少なくありません。
 

プロリーグのコーチや監督

一定以上の実績が認められた選手は、プロチームのコーチや監督に起用されます。監督やコーチであっても、原則としては業務委託契約のため、現役時代と働き方は変わりません。ただし、指導者として結果を残せば、3〜5年単位でのオファーが増えるため、収入が安定します。
 
ちなみに、コーチや監督への就任には日本サッカー協会公認のライセンスが必須です。
 

アマチュアサッカーの指導者

プロリーグのコーチや監督が難しくても、アマチュアサッカーの指導者への道が残されています。現役時代の人気や知名度を生かして、子ども向けのサッカー教室を開く元選手も珍しくありません。
 

タレント業

現役時代から人気があり、トークが上手だった選手の場合は、タレント業に転身するパターンが一般的です。
 
タレントとして成功すれば、現役時代以上の年収が約束される一方で、人気が出なければかえって収入が下がってしまう可能性があります。タレントへの転身で成功した例としては、武田修宏氏や前園真聖氏が有名です。
 

起業

最近では引退後に自ら事業を起こし、実業家として活躍するケースが増えています。日本代表として活躍し、29歳で引退した中田英寿氏は2015年、「株式会社JAPAN CRAFT SAKE COMPANY」を設立し、日本文化を世界に向けて発信しています。
 

まとめ

プロサッカー選手の多くは30代を前にして引退を迎えるため、セカンドキャリアを見据えた長期的な将来設計が必要です。
 
引退後のセカンドキャリアとしては一般企業への就職や指導者、タレント業などが挙げられます。それぞれに求められるスキルが異なるため、適性や能力に合わせたプランをシミュレーションしましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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