更新日: 2023.08.07 その他暮らし

ランチ代「3万円→1万円」の節約は可能? 共働きでも無理せず「手作り弁当」を作る方法を解説

ランチ代「3万円→1万円」の節約は可能? 共働きでも無理せず「手作り弁当」を作る方法を解説
コンビニ弁当よりも手作り弁当の方が安いし体に良いとわかっていても、なかなか作れないのが現実ですよね。共働きで忙しかったら、なおさらです。しかし、冷凍食品に頼らなくても、ちょっとした工夫で手作り弁当は楽に作れます。
 
本記事では、節約と健康に役立つ手作り弁当を、毎日無理なく続けるための工夫をお伝えします。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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共働きでランチを外食にすると月3万円

共働きだから弁当を手作りできずコンビニや外食で済ませている、という家庭も多いのではないでしょうか。仮に1回のランチ代を700円、月20日勤務とすると、2人で2万8000円かかります。ドリンク代やお菓子代を入れると、あっという間に3万円に達してしまうのです。
 
手作りすれば3万円が0円になる、とまではいきませんが、1回の食材費を100円~200円に収めることは十分可能です。食材費を多めに200円かけたとしても、月20日、2人で8000円です。コンビニ・外食と比べると、月に2万円の節約ができる計算になります。
 

手作り弁当で陥りがち! つい「やってしまう」4つのこと

手作り弁当に挫折してしまう人は、栄養バランスも彩りも良い、完璧な弁当を目指しがちです。まずは「上手に手を抜く」ことを覚えて、手作りへのハードルを下げていきましょう。完璧主義者にありがちな、つい「やってしまう」ことを4つ挙げます。
 

1.毎日作ろうとする

「毎日作る」と決めてしまうことが、実は1番高い心理的ハードルになり得ます。「作れる日だけ作る」と決めて、念のため毎月のランチ予算は確保しておきましょう。弁当を作れない日用のクオカードを買うのも効果的です。クオカードのように残高が見えると、「残高をゼロにしないように弁当を作らなきゃ」と思えます。
 

2.朝早く起きて作る

残業や子育てで忙しい共働き夫婦にとって「早く起きて弁当を作る」というのはつらいことです。朝作る弁当は冷ます時間も必要で、作ってすぐに出掛けるわけにもいかず、思った以上に時間がとられます。手作り弁当は前日の晩に作るか、まとめて作った常備菜を活用しましょう。
 

3.彩りを考える

写真1

茶色の弁当(筆者撮影・加工)
 
緑・赤・黒・黄色……弁当の彩りを良くすることは食欲増進・健康管理につながりますが、頭を悩ませる要因でもあります。栄養バランスは朝・夕込みの1日、あるいは1週間かけて整えればいいので、ランチの時短弁当は「茶色だけでも構わない」と思い切ることも大切です(写真1参照)。
 

4.隙間なくきれいに詰める

「この隙間を埋めたいからミニトマトを入れよう」などと考えたことはありませんか? 気持ちはわかりますが、そのひと手間に時間を取られるくらいなら、諦めてしまうのも手です。どうせ弁当は持ち運べば多少なりとも崩れるのだから、「隙間なく詰める」苦労を手放しましょう。
 
弁当の崩れを気にしなくなれば、仕切り・カップが不要になり、洗う時の手間が減ります。
 

手作り弁当、時短のコツ5つ

ここからは、毎日手作り弁当を続ける上で、具体的な時短テクニックを5つ紹介します。
 

1.弁当箱は2つ用意する

弁当箱は1人につき2つ用意し、2つの弁当箱を日々交互に使うことをおすすめします。1つしか弁当箱が無いと「弁当箱を洗って拭いてからその日の弁当を詰める」という手順が必要になる可能性があるからです。
 
前述したように、手作り弁当は前日の夜に作ることがポイントです。
 
帰宅してすぐに弁当箱を取り出して洗う、という習慣の人ならば問題ないのですが、夕飯の食器とまとめて夜に洗う人や、夫婦で帰宅時間が違う人は、夜に「弁当の具ができたのに、詰める弁当箱が無い」ということになり、弁当を作る時の苦労が増えてしまいます。
 
予備の弁当箱があれば、夕飯と一緒に弁当を作り、夕飯は皿に、弁当の具は「次の日用の弁当箱」に盛り付けることができます。ちょっとしたことですが、弁当を作る時のプチストレスが発生することを防げます。
 

2. 同じおかずが続いても構わないとする

写真2

どんな野菜も卵とじに(筆者撮影・加工)
 
毎日いろいろな料理を入れられると理想ですが、「2日連続で同じおかず」があるのは気にしないことにしましょう。副菜を変えて、まったく同じ組み合わせにさえならなければ良いのです。 どうしても同じおかずを避けたければ、常備菜を卵とじにアレンジするのが簡単でおすすめです(写真2参照)。
 

3.夕飯のメインは多めに作る

写真3

夕飯の魚を多めに焼いて弁当に(筆者撮影・加工)
 
夕飯を多めに作って弁当用に取り分けます。「弁当のためだけの料理」をする時間は共働き夫婦にはありません。夕飯と翌日の弁当の調理を一緒にやってしまうことで、時間を短縮しましょう(写真3参照)。
 

4.「たんぱく質だけ」「野菜だけ」の常備菜を作る

主菜・副菜の2つだけあれば弁当は形になります。そのため、「肉・魚・豆などたんぱく質だけの主菜」「野菜だけの常備菜」と分けて準備すると、便利かつ組み合わせの幅が広がります。
 
冷蔵庫に「たんぱく質だけの主菜」があるなら副菜を1つだけ作ればよく、「野菜だけの常備菜」があるなら主菜を1つだけ作ればいい、ということになり、負荷が下がります。
 

5.1つの材料で3品作る

夕飯を作る時に、同じ食材で「ついで」の料理をしましょう。例えば、大根なら「今日は大根料理の日」と決めて、上部を煮物、中部を漬物、下部を炒め物、と3品のおかずが作れます。
 
3品のうち1品を夕飯に出し、1品を弁当に使い、最後の1品を作り置きとして冷蔵庫に保管しておきます。
 

弁当作りを気楽に続けよう

どんなに料理好きな人でも、忙しい毎日の中では料理が苦痛になることがあります。共働きの家庭であればなおさらです。ランチは、コンビニや外食で済ますこともできますが、健康や節約のことを考えると、心の満足は下がっていくこともあるでしょう。
 
本記事で紹介した、つい「やってしまう」4つのことを見直し、時短のコツ5つを実践して、気楽に手作り弁当に取り組み、節約につなげてみてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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