更新日: 2023.08.07 その他暮らし
エアコンをつけても寝苦しい! 夜は何度にすべき? 一晩の「電気代」はどのくらいになる?
今回は、夜のエアコン使用時に最適な設定温度と、一晩にかかるエアコンの電気代などについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
夏の就寝時に最適なエアコンの設定温度は?
気温や湿度が高い夏の夜は、なるべくエアコンを稼働させて室温を一定の水準に保つことが推奨されます。快適な睡眠を続けるためには、深部体温が一定の水準で保たれていることが重要です。
しかし、熱帯夜などで就寝中に室温が高まると、深部体温が必要以上に高まってしまい、睡眠の質も低下してしまいます。こうした睡眠不足は夏バテの原因になる場合が多いので、暑い夏を乗り切るためにも、就寝中は室温を快適な状態に保つことが求められるのです。
快眠のためには、1年を通して布団の中の温度を32~34℃程度に保つことが大切だとされます。そのためには、夏場は室温が28℃を上回らないようにすることが必要です。
室温が28℃を超えると、布団の中の快眠温度を保(たも)てないばかりか、夜間熱中症の危険性も高まってしまいます。ですから、夏の就寝時はエアコンをまず稼働させ、なるべく設定温度を28℃以下に合わせて運転し続けることを心がけましょう。
夜中にエアコンをつけっぱなしにしたら電気代はいくら?
快適な睡眠のためには、エアコンを稼働して室温を一定に保つ必要がありますが、その際に気になるのが電気代です。就寝中もエアコンを稼働し続けたら、一晩で電気代はいくらになるのでしょうか。
大手家電メーカーの実験によれば、設定温度を28℃に設定し、夜中の8時間エアコンをつけっぱなしにした場合、積算の消費電力が697Whを記録したとあります。この消費電力量を基に電気代の概算を求めてみましょう。
この消費電力量を電気代の目安単価31円/kWhに当てはめて電気代を算出します。697Whを「kWh」に直すと0.697kWhとなるので、電気代を求める計算式は以下の通りです。すなわち、「0.697kWh×31円=21.607円」となります。つまり、夜中にエアコンを8時間つけっぱなしにした場合の電気代は約21円です。
夏場の快眠のためにできる対策
暑い夏場を乗り切るためには、快適な睡眠環境の整備が欠かせません。エアコンの設定温度以外にも、快眠につながる対策があるので、ぜひ試してみましょう。
例えば、夏場はマットレスと背中の接地面が熱を持ってしまい、暑くて目が覚めてしまうことがあります。そのため、夏は掛け布団だけではなく、敷布団にも気を配りましょう。敷布団に通気性の良いパッドなどを敷くことで、背中に熱がこもりにくくなり、快適な睡眠の助けになります。
寝苦しい夏の夜対策に! エアコンを使って快眠を実現しよう
寝苦しい夜が続くと、睡眠の質が低下し、体力的にも厳しくなりがちです。電気代は少し心配ではありますが、厳しい夏を乗り切るためにもエアコンを適切に使って室温をしっかり管理しましょう。どうしても電気代が気になるなら、通気性の高い敷きパッドを利用するといった方法もあります。
とはいえ、特に熱帯夜は夜間熱中症の恐れもあるため、惜しみなくエアコンを使って暑い夜に備えることが大切です。
出典
三菱電機 【霧ヶ峰 Times】エアコン使用時の“お悩み別”快眠環境づくり
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー