更新日: 2023.08.14 その他暮らし

あまり仲良くない友人から「結婚式」に招待された! 欠席の場合も「ご祝儀」は渡すべき?

あまり仲良くない友人から「結婚式」に招待された! 欠席の場合も「ご祝儀」は渡すべき?
誰かが結婚するのは本当におめでたいことで、祝福の気持ちを持つ人が多いでしょう。しかし、それほど仲の良くない知人や会社の同僚から結婚式に招待されたらどうでしょうか。祝福の気持ちに変わりはありませんが、「結婚式に出席する=ご祝儀を渡す」 ということを負担に感じる人もいるかもしれません。
 
では結婚式に招待され、欠席の返事をした場合でもご祝儀は必要なのでしょうか。本記事では、結婚式のご祝儀相場とともに欠席する場合のご祝儀マナーを解説します。
石井麻理子

執筆者:石井麻理子(いしい まりこ)

FP2級・AFP

結婚式のご祝儀相場

ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べによると、結婚式に出席する際の「1人当たりのご祝儀額(全国平均)」 は図表1のとおりです。
 
図表1

呼ばれた立場 平均額
友人 3万円
上司 4万2000円
親戚 7万7000円
恩師 4万円

株式会社リクルート ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べを基に筆者作成
 
呼ばれた立場により金額が変わりますが、最低金額は約3万円となっています。招待された立場からするとご祝儀は決して安い金額ではありませんが、実際に結婚式にかかる費用はどのくらいなのでしょうか。
 
同調査によると挙式、披露宴・ウエディングパーティー費用の総額は全国平均が303万8000円、首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)平均が347万3000円です。首都圏では全国平均よりも43万5000円高くなっていますが、全国平均よりも100万円以上低い地域もあり、地域によって金額に大きく差があります。
 
また、全国平均で1人あたりの料理費用は1万6700円、引き出物の金額は5900円という調査結果も出ています。そのことから、ご祝儀は最低約3万円というのは妥当な金額と言えるでしょう。
 

招待された結婚式に欠席するならご祝儀を渡す必要はある?

結婚式に出席してほしいと口頭で言われたが欠席したい、招待状には参加の返事をしたけれど都合が悪くなったなどの理由で結婚式を欠席する場合、ご祝儀を渡す必要はあるのでしょうか。ケース・バイ・ケースでみていきます。
 

招待状に出席の返事をしたが欠席することになった

招待状に出席の返事をした後、やむを得ない事情で欠席する場合は、渡す予定だったご祝儀金額または料理・飲み物代(2万~3万円ほど) を、結婚式前に現金書留で郵送するか手渡しするのが一般的なマナーです。
 
これは、欠席分の料理にキャンセル料が発生すると、新郎新婦が負担することになるからです。一度参加の返事をしたら、急な場合を除き欠席は控えましょう。
 

招待状に欠席と返信した

招待状を返信する段階で欠席の返事をしている場合は、まだキャンセル料がかからない時期のため、プレゼントを渡す、もしくは料理や飲み物代を差し引いた1万円程度を包むとよいでしょう。ただし、ご祝儀を包むかどうかは相手との間柄や日頃のお付き合いの程度にもよります。
 

結婚式に出席するほどの間柄ではない

結婚式に出席するほどの間柄ではない知人や同僚に結婚式へ参加してほしいと声をかけられた場合、欠席する際は後の関係を崩さないための配慮が必要です。
 
まずは結婚についてお祝いの気持ちを伝え、どうしても都合がつかず欠席すること、欠席をすることへの謝罪、欠席の理由を伝えましょう。欠席の理由は、仕事や家庭の事情、子どもの予定、先約があるなどを伝えれば当たり障りがありません。
 
招待状は受け取っておらず声をかけられた段階の場合は、まだキャンセル料も発生しないためご祝儀ではなくプレゼントでもよいでしょう。
 

まとめ

結婚式に招待されると、その時の状況によってはご祝儀が経済的な負担になります。招待された相手がさほど仲の良くない知人であればなおさらのことです。ただ、相手との関係にかかわらず結婚する相手にはお祝いの気持ちを伝えてあげたいものです。
 
ご祝儀を渡すのに抵抗があるなら、プレゼントを渡すだけでも気持ちが伝わります。新郎新婦にとって、結婚式は人生の一大イベントです。欠席の伝え方などが思わぬマナー違反とならないよう、注意しましょう。
 

出典

株式会社リクルート ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べ
 
執筆者:石井麻理子
FP2級・AFP

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