ご祝儀に「2万円」はNG!? 当日欠席する場合も渡す必要はあるの? 金額以外にも要注意な「ご祝儀マナー」について解説

配信日: 2023.08.16

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ご祝儀に「2万円」はNG!? 当日欠席する場合も渡す必要はあるの? 金額以外にも要注意な「ご祝儀マナー」について解説
結婚式で渡すご祝儀の相場は「3万円」だと知っている人は多いでしょう。しかし、実はご祝儀で気を付けるべきマナーは金額だけではないのです。
 
本記事では、知らないとうっかりマナー違反をしてしまうかもしれない、ご祝儀の用意や渡すときに気を付けるポイントを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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結婚式のご祝儀の相場

株式会社リクルートが実施した「ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べ」によると、結婚式に出席する際の「ご祝儀の相場(全国平均)」 は、招待される立場で包む金額は変わりますが、最低相場はやはり3万円となっています(図表1)。
 
【図表1】


 

「非常識」と思われないために気を付けるべきご祝儀マナーはある?

ご祝儀マナーとして気を付けるのは金額相場だけではありません。やってしまうと「非常識」と思われがちなケースを紹介しますのでチェックしてみましょう。
 

「家計が厳しいからご祝儀は2万円」は許される?

結婚式が重なる、家計が厳しいなどの理由で3万円のご祝儀が負担になる人もいるでしょう。では、ご祝儀は2万円にしてもよいのでしょうか?
 
ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べによれば、結婚式・披露宴の際に出される料理と引出物の平均費用は全国平均で1人当たり2万500円・5900円という結果でした。この合計金額から考えても、ご祝儀は3万円以上が妥当と言えそうです。
 
ただし、2万円を渡してもマナー違反にならないケースもあります。例えば、招待し合う仲間うちでご祝儀額をあらかじめ取り決めている場合、自身の結婚式に招待したときに2万円を受け取った、などの場合です。どうしても3万円以上を用意できなければ、欠席して1万円ほどのご祝儀を渡して祝福する方法も考えましょう。
 

新札がなかったらどうする?

ご祝儀で包むお金は新札が好まれます。新郎・新婦の門出をまっさらな気持ちで祝い、前もっての準備で結婚式を楽しみにしていたことを伝える意味があります。
 
しかし、お札の準備が直前になり財布の中に新札がない……そんな場合はどうすればよいのでしょうか。新札は銀行の窓口や両替機で用意できますが、手数料がかかる場合もあります。難しければコンビニのATMを使いましょう。何度かお金を引き出すと新札やあまり折り目などがついていないピン札が出てくることがあります。
 
それでも用意できなければ、財布の中のお札にアイロンをかけてシワを伸ばしてから包みましょう。細かな心配りですが、お祝いの気持ちは丁寧に伝えたいですね。
 

結婚式当日、急に欠席する場合でもご祝儀は渡す?

結婚式当日になって、やむを得ず欠席することになった場合も、料理のキャンセル料は新郎・新婦が負担するため、渡す予定だった金額か料理・飲み物代(2~3万円) を、現金書留で送るか手渡すのがマナーです。
 
結婚式当日の新郎・新婦は準備で連絡がつかないことも多いので、欠席連絡は式場を通しましょう。ご祝儀には、おわびの手紙などを添えて結婚式後なるべく早く渡せると丁寧です。
 

ご祝儀を受付で渡すときのマナーやあいさつはある?

ご祝儀は袱紗(ふくさ)に包み、相手への贈り物を丁寧に扱っていることを示すのがマナーです。袱紗の色は暖色系か、慶事・弔事のどちらでも使える紫がおすすめです。
 
受付などでご祝儀を渡すときは、あいさつとして「心ばかりのお祝いでございます」「ささやかですが、お祝いでございます」などの言葉を添えましょう。反対に、使わないようにすべき言葉は「お納めください」です。「これっきりにする、終わりにする」という意味が込められてしまいますので注意しましょう。
 

まとめ

結婚式で渡すご祝儀には意外と細かなマナーが多くあります。大変に思うかもしれませんが、大切な人の結婚式です。
 
うっかりマナー違反をすることなく、祝福の気持ちを最大限伝えられるように事前にチェックしておくことをおすすめします。
 

出典

株式会社リクルート ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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