駅前でトラックが「桃」を売っています。安くても買わないほうが良いですか? 盗品か見分ける方法はあるのでしょうか?
配信日: 2023.08.15
本記事では、駅前などでトラックが販売する果物は盗品なのかどうかをはじめ、買っても良いものかどうかを判断するコツを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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果物の路上販売は問題ないのか
そもそも、駅前などでの移動販売が法的に問題はあるのでしょうか。基本的に、移動販売を行うときに道路使用許可は不要です。トラックやリヤカーを使って果物を販売する行為自体に問題ありません。
ただし、駅前で販売する場合、その敷地が鉄道会社の私有地である場合は所有者の許可が必要です。また、売り物を道路に置くなど、交通の妨害となるような行為をする場合は道路交通法違反になります。なお、道路交通法違反をした場合は懲役や罰金を科されるでしょう。
これらのことから、トラックの移動販売で果物を売っているだけでは違法と見なされないものの、場合によっては罰則が科せられるといえます。
購入を判断する基準とは
駅前などでトラックが販売する果物には破格の値段がつけられている場合もあるため、盗品ではないのか心配になるかもしれません。しかし、販売している品物について一概に「盗品である」とはいえません。農家で盗まれた果物が売られている場合もあれば、盗品ではなく傷が付いて売り物にならないB級品を販売している場合もあるでしょう。
購入して良いかどうかを判断する基準の1つとして、「産地や品種を聞いてみる」という方法があります。農家の人が販売している場合は、それらの質問にもすぐさま答えてもらえるでしょう。
答えに詰まるようであったり、言葉を濁すようであったりした場合は、盗品の果物である可能性も十分にあり得ます。盗品を購入しないためにも、購入する前にはそれらの情報を聞き、信頼できる販売者かどうかをしっかり見極めることが大切です。
怪しいトラックを見かけた場合は
怪しいトラックを見かけた場合は、警察への通報を心がけましょう。もちろん、農家の方が販売している場合は問題ありません。しかし、販売されている果物が盗品である可能性もあるため、販売者が産地を答えられないなど、少しでも気になる点があれば念のため警察への相談が大切です。
また、通報する際には、販売している人の雰囲気や話す言葉などの特徴を分かる範囲で一緒に伝えましょう。それらを伝えておくと、売られている果物が盗品であった場合、犯人逮捕へとつながる重要な情報になる可能性があります。
警察に連絡するのは気が引けるかもしれませんが、果物の窃盗被害を減らすためにも、できる範囲での情報提供が重要です。
怪しいトラックを見かけた場合は通報しよう
トラックで売られている果物は農家の方が販売しているケースもあるため、一概に問題があるとはいえません。しかし、破格の値段で売られている果物は、農園から盗まれたものである可能性も否めないでしょう。
そのため、怪しい移動販売のトラックを見かけた場合は、警察に通報することが大切です。通報するときは販売者の特徴なども伝えましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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