更新日: 2023.08.16 その他暮らし

「卵、高っ!」家庭のためにできる節約方法にはどんなものがある?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

「卵、高っ!」家庭のためにできる節約方法にはどんなものがある?
昨今、スーパーマーケットで卵の販売価格を見て、高いと感じている方は多いのではないでしょうか。「物価の優等生」と言われ、安定した価格で家計を支えていた卵ですが、2022年冬辺りから価格高騰が始まりました。以前の水準に戻るまでにはまだ時間がかかりそうです。卵は食卓に欠かせない食材なので、卵の高騰に頭を悩まされている人も多いでしょう。
 
この記事では、卵の高騰を乗り切る節約方法を紹介します。
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卵の卸売価格と高騰の背景

「JA全農たまご」によると、卸売価格平均は2023年8月10日時点で鶏卵1kg(東京Mサイズ)が280円です。2023年4月~5月には、1kgあたり350円の過去最高値を記録しました。
 
さらに、2022年1月の卸売価格平均は151円だったため、ピーク時は倍以上の価格で取り引きをされていたことになります。卵が高騰している背景には、鳥インフルエンザの感染拡大にともなう卵の供給不足や、エサ代の値上げがあるとされています。
 
卵の高騰を受け、卵メニューの休止や休売に踏み切った大手外食チェーンも少なくありません。徐々に鶏卵供給力は回復しつつあり、卵の価格は徐々に落ち着いてきました。しかし、以前と比較するとまだ高い水準にあり、もうしばらくの間は頭を悩まされることになりそうです。
 

「卵の賞味期限」は生食できる期限だから、過ぎても加熱すればOK!

1人暮らしの方は、卵を1パック購入しても使い切れないことがあるかもしれません。実は、卵に記載されている賞味期限は、卵を安全に生食できる期限を表示したものなのであり、賞味期限を過ぎても、加熱すれば問題なく食べられる場合もあるために、むやみに捨てる必要はありません。
 
ただし、素早く加熱調理をして食べるようにしましょう。特にヒビが入っている卵の生食は避けたほうがよいとされています。今まで賞味期限切れの卵を捨てていた方は、しっかり加熱調理をし、捨てずに食べることで節約になるはずです。
 

1個の卵から2個の目玉焼きを作るなどの節約方法

卵の高騰を受けて、朝食に毎日、1人につき1個分の目玉焼きを作って食べるの難しいと感じたことはありませんか。そのような時に役立つ、1個の卵から2個の目玉焼きを作る方法を紹介します。
 
まずは卵を殻のまま冷凍保存しておき、冷凍した卵は流水にあてながら殻をむきましょう。皮をむいたら包丁で半分に切り、切った面を下にしてフライパンで加熱します。
 
しばらく焼くと、通常の半分サイズの目玉焼きのできあがりです。お弁当にもちょうどよいサイズですし、メニューによっては半分サイズの目玉焼きで十分でしょう。1個の卵から2個の目玉焼きを作る裏技を知っていれば、卵代を2分の1に節約できます。
 
オムレツやオムライスを作る際は、卵の量を減らし、その分、牛乳や生クリームを多めに使う方法もおすすめです。例えば、今まで4個使っていた卵を2個に減らし、その分、牛乳を多めに加えて焼きます。その他の調味料は変わらないため、気軽にチャレンジできるでしょう。牛乳を多めに加えることで若干ゆるくなるため、クッキングシートを用いて形成するなど、工夫しましょう。
 

ひと工夫で卵の高騰を乗り切ろう

2023年春に過去最高値を記録した卵の卸売価格ですが、夏になって徐々に価格は落ち着きつつあります。しかし、しばらくは高い水準で推移することが予想され、特に小さいお子様がいる家庭や、お弁当をよく作る家庭にとっては問題です。ひと工夫で卵の高騰を乗り切りましょう。
 

出典

JA全農たまご株式会社 相場情報
帝国データバンク 「上場主要外食100社」卵メニュー休止状況調査(2023年6月)
日本養鶏協会 たまごの賞味期限
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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