更新日: 2023.08.16 その他暮らし
シニアに人気! 「1日3時間」の募集も? 「マンション管理員」はどんな仕事?
今回は、シニアに人気の「マンション管理員」の仕事について解説していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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マンション管理員とはどのような仕事?
マンション管理員とは、マンション管理の先頭に立って仕事を行う人です。おおむね、常駐して行う場合が多いようです。マンション管理には「管理組合がすべて行う自主管理」と「管理は外部に任せる委託方式」の2種類があります。一般的なのは外部に委託する方式ですが、いずれも実際に現場をまとめるのがマンション管理員の役目です。
通常は、管理委託契約書を締結したうえで業務が開始されます。管理会社が請け負う業務は主に「受付業務」「点検業務」「立ち会い業務」「報告連絡業務」の4つです。契約によってはこれ以外の業務が加わることもあります。
では、具体的な業務内容を見ていきましょう。マンションの管理組合から委託を受けるのは管理会社ですが、実際に現場に常駐するのはマンション管理員です。そのため、問題が起こったときの窓口は管理員になります。ゴミ出しの問題や敷地内の無断駐車、騒音、または住人同士のトラブルなど、さまざまな問題が管理員のもとに寄せられます。
ときには、孤独死や転落事故といった好ましくない状況についても初期対応を迫られます。マンション管理員は、何が起こっても冷静で的確な判断を求められる仕事です。守秘義務も必要ですし、専門職の一つにあげられます。
マンション管理員になる方法は?
マンション管理員になるには、管理会社に就職することです。マンション管理員の仕事を得るにあたって受けておきたいのが「マンション管理員検定」です。
本検定は、よりレベルの高い専門職の育成を目的に設けられたもので、合格できれば管理員として適切な基準を満たしていると判断されます。合格者には合格証書や合格認定証などが発行され、応募の際の強いアピールになります。
求人は、管理会社で新たに管理物件が増えたときや、以前の管理員が退職して不足が出たなどのタイミングで、出される事例が多いといえます。もしくは、マンションの管理組合から直接求人が出るケースもあります。マンション管理員を目指すなら、求人が出ていないか常にチェックしておくといいでしょう。
さきほどの項目でも触れたように、マンション管理員は誰でも簡単に就ける仕事ではありません。現場で見聞きした情報の守秘義務も求められますし、住人の信頼を得ることも必要です。
マンション管理員は社会経験が豊かで判断力のある人に向いている
豊かな社会経験と適切な判断力が求められるマンション管理員は、シニアに向いている仕事といえます。マンション管理員の勤務は、朝から夕方までが一般的です。
ただし、物件の規模によっては午前中勤務や午後勤務といった数時間程度の仕事や、場合によっては住み込みでの勤務もあります。まずは資格取得を目指して学習し、採用に有利な条件を整えて求人が出るのを待ってみてはどうでしょうか。
出典
一般社団法人 マンション管理員検定協会
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー