更新日: 2023.08.18 子育て
夏休みの自由研究の題材にもなる!? お金のテーマとポイントを紹介!
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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3つの「お金」に関するテーマ
お金に関するテーマは非常に幅広く、子どもたちの興味に応じて多様なアプローチが考えられます。まず、お金の「歴史」を探ることから始めることができるでしょう。日本のお札や硬貨の変遷を調べるだけでなく、世界各国の通貨の変遷や、交換手段としてのお金の起源についても調べると研究が深まります。
次に「デザイン」の面からお金を眺めるという方法もあります。お札や硬貨のデザインには、その国の文化や歴史、価値観が表れるものです。また、新しいお札のデザインには、すべての人に使いやすい「ユニバーサルデザイン」が取り入れられる傾向もみられます。それぞれの意匠がもつ意味や背景を知ることで、お金を通じて世界をより深く知ることができるでしょう。
さらに「社会」の視点からは、お金がもつ役割や機能、流通の仕組みに注目すると面白い研究になります。例えば、通貨の発行や通貨供給の仕組み、お金とインフレーションの関係など、日常生活に密接に関わるテーマを扱うことができるでしょう。
「科学」の視点からみれば、硬貨の成分や印刷技術、偽札の検知技術など、お金に関連する最先端の技術にも触れることができます。このアプローチは、科学好きな子どもたちにとって、興味を引くものとなるはずです。
自由研究を成功させるために押さえたいポイント
自由研究を進める際、ただ漠然とした調査だけでは十分な成果が得られません。まず大切なのは、事前の「下調べ」です。例えば、お金の歴史を知りたい場合や、お金の作り方について学びたい場合、事前に関連する情報や資料をざっと確認しておくと、具体的な研究の方向性がみえてきます。
特に、お金に関する情報は専門的な部分も多いため、下調べの段階で疑問点や不明点を明確にしておくことが、後の研究の進め方につながります。
また、自由研究の「テーマの絞り込み」も大切なポイントです。情報が多すぎると、どこに焦点を当てるべきか迷ってしまうこともあります。具体的なテーマや疑問をもつことで、効果的な調査が進められるでしょう。
最後に、実際の資料収集や発表に関して注意が必要な点として、お金の「複製」について触れておきます。お金をコピーしたり、写真として複製したりする行為は、法律で禁止されているのです。この決まりを守るには、イラストや部分的な写真を利用して、発表資料を作成するとよいでしょう。
将来につながる研究ができるようにがんばってみよう
「お金」という身近なテーマを深く掘り下げると、さまざまな学びの入り口が広がることが分かります。きちんと下調べをして、テーマの絞り込みを心掛け、法律を守りながら興味深く調査を進めるのが、「お金」を扱うときのポイントです。図書館の資料を調べたり、日本銀行に実際に見学に行ったりすれば、夏休みの研究だけでなく、高等教育で重要な探究心や好奇心を育むことにもつながるはずです。
出典
独立行政法人国立印刷局 新しい日本銀行券特設サイト
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー