更新日: 2023.08.18 その他暮らし
エアコンの節電はこまめに電源を切らないこと! 自動運転が効果的って本当?
ただ、その使用に伴って、電気代の増加は一つの大きな懸念点です。エアコンの効率的な使用方法を探るなかで、「こまめに電源を切るか、つけっぱなしで使うか」ということを知りたい人も多いでしょう。
本記事では、エアコンの節電において自動運転の効果的な利用方法や注意点について考察します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
エアコンは自動運転が最適? 自動運転モードのメリット
エアコンの自動運転モードは、設定した室温に達するまでは強風運転をして、その後は微風運転をするという機能が備わっており、快適な室温を維持しながら過剰な冷房を防ぎます。また、効率的な稼働により電力の無駄遣いを抑えることも可能です。
こうした利点があることから、エアコンは基本的に自動運転モードで使用したほうが電気代も安く済みます。特にエアコンの電力消費は、室内の気温を設定温度まで下げる際に最も高まります。設定温度まで気温が落ち着けば、それ以降は電力消費量が減るため、電気代も低く抑えることができます。
快適に過ごしながら、電気代も節約したいなら、エアコンは自動運転モードで稼働するのが最適だといえます。
自動運転でも電気代が高くなる? エアコンの使い方に注意
自動運転モードで稼働していても、エアコンの使い方によっては電気代が高くなってしまう場合があります。
使用環境にもよりますが、エアコンは基本的に電源をこまめに切らないほうがお得です。例えば、寒くなったら消し、暑くなったらつけるといったような使い方だと、電気代を余計に消費してしまっている可能性があります。
上述のとおり、エアコンは設定温度まで気温を調節する際に電力消費量が大きくなるので、こまめにスイッチをオン・オフしていると、その分だけ電気代も高くなってしまいます。自動運転モードであれば、エアコンが自動的に室内の気温を快適な温度に調節してくれるので、基本的にはつけっぱなしにしたままでも大丈夫です。
適切な設定温度と節電対策
エアコンの自動運転モードは、設定した温度を基準に室内環境を自動的に調整してくれます。設定温度は手動で変更できるので、まずは自分が快適だと思う設定温度に合わせてエアコンを使ってみましょう。
ちなみに、環境省が推奨している設定温度は28度です。ただ、これはあくまで推奨されている目安に過ぎず、必ずしもこの設定温度を守る必要はありません。
外気温や使用環境によっては、28度では暑いと感じる場合もあるでしょう。熱中症のリスクを考慮しても、暑いと感じるなら設定温度を下げることも一つの手です。ただ、設定温度を下げれば電気代は高くなってしまうため、設定温度を変えずに涼しく感じる対策をしてみてもよいでしょう。
例えば、部屋にサーキュレーターや扇風機を設置して、空気を循環させる方法です。サーキュレーターや扇風機を使うと、エアコンの涼しい空気が効率的に室内を循環し、高めの設定温度でも涼しさを感じやすくなります。また、カーテンを閉めて窓から入ってくる熱を遮断することも効果的です。
室内を快適に保てる! 自動運転モードで厳しい夏を乗り切ろう
エアコンの節電において、自動運転モードの使用は効果的な使用方法です。室温の維持やエネルギー効率の向上、快適性の確保に貢献してくれます。
ただし、電源スイッチのこまめな入り切りなど、使い方によっては電気代が高くなってしまう場合もあるので、注意が必要です。自動運転を適切に活用して、エアコンの使用に伴う電力消費を抑えつつ、快適な室温を維持して、暑い夏を乗り切りましょう。
出典
環境省 家庭でできる節電アクション! 家庭でできる節電アクション
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー