更新日: 2023.08.22 その他暮らし

「手作り」VS「コンビニ」子どもの夏期講習の弁当はどっちがコスパ良し?「節約」と「便利さ」のどちらを優先すべき?

「手作り」VS「コンビニ」子どもの夏期講習の弁当はどっちがコスパ良し?「節約」と「便利さ」のどちらを優先すべき?
夏期講習に行く子どものために、夏休みも毎日お弁当を用意しなければならない家庭は少なくないでしょう。暑い時期なので、弁当の中身が傷まないように気を遣わなければならないのも悩みの一つです。
 
そんなとき心強いのがコンビニ弁当ですが、手作り弁当と比較した場合、コストはどれくらい違うのでしょうか。また、コスト以外の面でも手作り弁当とコンビニ弁当の違いを比べてみます。
FINANCIAL FIELD編集部

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手作り弁当とコンビニ弁当のコスパの違い

手作り弁当とコンビニ弁当のコスパには、どれくらいの違いがあるのでしょうか。JA全農が20~60代の男女500人に行った「現代人のお弁当事情に関するアンケート」によると、手作り弁当は1食あたり200円以上300円未満と答えた人が最も多く29.2%、次いで100円以上200円未満が18.9%と、約半数の人が300円以内で収まると答えています。
 
また、マルハニチロ株式会社が1ヶ月に1回以上お弁当を作る20~59歳の女性1000人を対象として行った「お弁当に関する調査2018」によれば、手作り弁当の1食あたりの費用平均は256.5円です。子どもが夏期講習で30日間、毎日手作り弁当を持って行くと仮定した場合、かかるコストは7695円になります。
 
一方、先のJA全農のアンケートによると、コンビニなどのテイクアウト弁当は1食あたり300円以上500円未満と答えた人が34.7%とトップ、2番目の500円以上600円未満と答えた人が33.3%で、テイクアウト弁当の購入費を500円以内に抑えたいと答えた人が75%超と最も多くなりました。
 
1日あたりの予算を500円として夏期講習の30日間に毎日コンビニ弁当を購入した場合、かかるコストは1万5000円です。手作り弁当のコストはコンビニ弁当のコストの約半分となり、30日間毎日継続した場合、手作り弁当のほうが7305円安くなります。
 

安さ以外の面で手作り弁当とコンビニ弁当を比較してみると

再びマルハニチロのアンケートに戻ると、手作り弁当を用意するために6時台に起きると答えた人が最も多く、50.6%との結果でした。また、手作り弁当を用意する時間は10~20分と答えた人が最多で35.2%、30分以上と答えた人も34.7%にのぼっており、平均時間は21.1分です。これが毎日続くことを考えれば、手作り弁当を用意することは簡単とはいえないでしょう。
 
一方、コンビニ弁当を購入することにはいくつかのメリットがあります。
 

・調理や後片付けの手間がない

コンビニ弁当を購入すれば、調理や後片付けの必要はありません。手作り弁当を用意する時間が空くため、朝の時間をゆっくり過ごすことができます。
 

・食中毒の心配が少ない

自宅から手作り弁当を持っていく場合、猛暑の屋外での持ち歩きや教室内での常温保管など、夏場は食中毒の心配があります。一方、コンビニ弁当であれば、腐敗防止の工夫がなされているのはもちろん、冷蔵保管されたものを食べる直前に購入できるため、食中毒のリスクは抑えられるでしょう。
 

・メニューが豊富なので飽きにくい

コンビニ弁当にはさまざまなメニューが揃っており、子ども自身がその日の気分や体調、おなかの空き具合に合わせて自由にメニューを選ぶことができます。
 

手作り弁当のほうがコストは安いがコンビニ弁当にもメリットはある

手作り弁当は、コンビニ弁当と比べると約半額の予算で用意できます。ただし、手作り弁当は調理や後片付け、材料の買い出しなどの手間が必要なので、毎日続くとなると大変だと感じる人も多いでしょう。また、猛暑の中では食中毒の心配もあります。
 
一方、コンビニ弁当はコストが高くなるものの、準備する手間はいらず、食中毒の心配も少ない点がメリットです。毎日手作りを続けるのは大変という人は、自身の体力や気候などに合わせて手作り弁当とコンビニ弁当を上手に併用すると良いのではないでしょうか。
 

出典

JA全農 現代人のお弁当事情に関するアンケート
マルハニチロ お弁当に関する調査 2018
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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