スーパーの「ビニール袋」、毎回買うといくらの出費に?エコバッグでいくら節約できる?
配信日: 2023.08.21
今回は、エコバッグの利用による、ビニール袋代の節約額について紹介します。この記事を読むことで、一般的なビニール袋の価格や、週の買い物回数に基づいた年間の節約可能額が、具体的に把握できるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
スーパーの利用状況を紹介
働くママ・女性・子どもをサポートする株式会社ママスクエアによる、食料品や日用品の購入頻度に関する調査結果では、「2~3日に1回」の買い物が全体の63.1%と、もっとも一般的でした。一方、「1週間に1回」のまとめ買いは7.1%と、少数派です。
さらに「ネットスーパーや食材配達を使っている」という方の割合は、全体の62%にものぼり、普段の買い物にプラスして、宅配サービスを活用している方が多いことが分かります。
どのような形態のスーパーを利用するか
ネットが普及して、食品がオンラインで手に入るようになった今でも、実際にスーパーへ出向いて、商品を確かめてから購入するという意識が、高い傾向にあります。
とくに、スーパーでのタイムセールや割引商品の存在が、主婦にとっては重要で、魅力的に映るようです。タイムセールや割引商品は、節約や家計の負担軽減に役立つうえに、商品の品質を直接確認できる点も、高く評価されています。
一方で、ネットスーパーや食材宅配サービスも、鮮度をアピールしたり、未就学児のいる家庭には配送料を考慮したりするなど、サービスを提供する企業ごとに、独自の取り組みが進んでいます。
ビニール袋を毎回買うと1年でどれくらいの出費になる?
現在では、買い物に行く場合、食材だけではなく、買い物袋にも料金が発生します。2020年7月より、レジ袋が有料化されて、エコバッグの使用が広がりました。しかし、まだまだ、エコバッグが習慣化していない人もいるでしょう。
ビニール袋は、毎回買うと、年間で数百〜数千円の出費になります。ささいな出費に思えますが、積み重なると、大きな金額になります。また、ビニール袋をもらわないようにすると、節約だけではなく、環境への配慮にもつながるため、子どもたちの世代に、美しい地球を残せるというメリットもあります。
次に、エコバッグを持ち歩くことで節約できる金額を、買い物の頻度ごとにみていきましょう。
1週間に3回買い物に行く場合
ここでは、週に3回、1回の買い物につき、5円のビニール袋を1枚購入する例を考えてみましょう。
3(回)×5(円)×4(週間)=60円(1ヶ月)を1年間続けると、出費は約720円です。
エコバッグは使い捨てではなく、繰り返し使用できるため、環境にやさしく、持続可能な選択肢といえます。毎回の買い物でビニール袋を使わないという、ほんの少しの配慮を行うことで、地球環境への貢献が可能です。
1週間に1回買い物に行く場合
次に、週に1回買い物に行き、そのたびに、袋を1枚購入する例を考えてみましょう。
1(回)×5(円)×4(週間)=20円(1ヶ月)を1年間続けると、1年間の出費は約240円です。
週に3回買い物に行く場合よりは、費用は少なくなりますが、環境問題への対応を考えるならば、エコバッグの使用をおすすめします。
エコバッグで家計と地球に貢献しよう
ビニール袋の購入をやめて、エコバッグに切り替えることは、1回ごとでは違いを感じにくいかもしれませんが、積み重なると、節約効果が分かりやすくなります。また、ビニール袋に使われる、プラスチックの削減にもつながるため、環境への配慮にもなります。
エコバッグを持ち歩くことは、慣れるまでは大変さを感じますが、車の中に置いたり、小さくたためるものを通勤カバンに入れたりすれば、習慣化しやすくなります。気づいたときには取り組むように心がけて、定着を目指しましょう。
あなたのひと工夫が、節約と地球の明るい未来に貢献します。
出典
株式会社ママスクエア ママスクラボ 「ネットスーパー・食材宅配サービス利用に関する調査」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー