更新日: 2023.08.22 子育て

【新学期】子どもの習い事は何が人気? 費用や選び方のコツは?

【新学期】子どもの習い事は何が人気? 費用や選び方のコツは?
9月からの新学期は気分新たに何かを始めるのに適した時期です。入園や進級、進学から半年近くが経ち、保育園や幼稚園、小学校での生活に慣れてきた頃ということもあり、習い事を始めることを検討する家庭も多いのではないでしょうか。
 
そこで、子どもに人気の習い事は何なのか、費用はどれくらいかかるものなのか、習い事を選ぶコツなどを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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子どもに人気の習い事トップ5は?

学研教育総合研究所が2022年9月に行った「幼児の日常生活・学習に関する調査」によると、幼児(4~6歳)の習い事で最も人気が高かったのは水泳で21.8%、2位が英会話・英語塾(読み書き中心)で12.6%、3位が体操教室で11.5%、4位が通信教育で10.5%、5位が音楽教室で8.6%でした。
 
年齢と性別ごとに見てみると、水泳は6歳男子の割合が29.5%と特に高くなっています。逆に4歳で水泳を習っている子どもの割合は男女ともに低くなっており、水泳を習い始める年齢は男女ともに5~6歳が多いです。
 
また、5歳男子は英会話、6歳男子は体操教室、5歳女子は音楽教室、6歳女子は音楽教室とダンス(バレエ以外)の割合がそれぞれ全体の割合と比べて高くなっています。また、習い事をしていないと答えたのは43.9%(男子が48.5%、女子が39.3%)で、女子のほうが習い事をしている子どもが多い結果となりました。
 

習い事にかかる1カ月あたりの費用

先の調査結果では1ヶ月の習い事にかかる費用は幼児全体で1万円以上と答えた人が最も多く48.7%、2位が5000~7500円未満で23.0%、3位が5000円未満で18.0%、4位が7500~1万円未満で10.3%でした。
 
5年前の2017年調査では1万円以上と答えた人は33.8%でしたので、14.9%増加しています。2022年の平均費用は約1万1523円、中央値は9000円でした。2017年の平均費用は1万209円、中央値は7000円でしたので、平均費用は約1314円、中央値は2000円高くなっています。
 
また、年齢別に見てみると、1万円以上と答えた人は4歳が47.8%、5歳が54.5%で、年齢が上がるほど増加傾向が見られました。
 
特に5歳女子は1万円以上と答えた人が他の年齢層、男子と比べて最も多く55.0%に及んでおり、5000円未満と答えた人も他の年齢層、男子と比べて最も少なくなっています。
 

習い事を選ぶコツ

子どもの習い事を選ぶ際に押さえておきたいコツを紹介します。
 

子どもが何に興味を持っているかを見極める

子どもの普段の行動から、どのようなことに興味を持っているのかを見極めましょう。その上で、子ども自身が熱中できそうな習い事の、見学や体験レッスンなどへの参加をしてみましょう。
 

親の希望を押しつけない

子どもの習い事を決める際に、親の希望や夢を押しつけてしまうケースは少なくありません。あくまで習うのは子ども自身なので、子どもを主体に選ぶことが大切です。
 

費用が家計に合っているか

子どもの習い事にかかる費用は、月謝だけではありません。発表会や合宿、遠征費、必要な道具をそろえるためにかかる費用などがあります。
 
また、同じ習い事でもどこで習うか、その教室によっても費用は大きく異なります。習い事の費用が家計の負担になりすぎると継続が難しくなるので、始める前によく確認することがポイントです。
 

通いやすい立地

子どもが小さいうちは習い事の送迎が必須です。自宅からあまり遠いと送迎が負担になりますし、交通費もかさみます。
 
また、大きくなっても続ける場合は、子どもが1人で通うことになるでしょう。将来的なことも考えて公共交通機関を利用すれば通える場所にあるのか、交通費はどれくらいになるのかなども検討するようにしましょう。
 

子どもの興味・関心に合った家計に無理のない習い事を選ぼう

習い事を通して子どものさまざまな可能性を広げることができます。子どもの習い事を選ぶ際には、まずは、子どもが何に興味を持っているかをよく観察しましょう。習いたいものが決まったら、いくつかの教室に体験レッスンに出向くとよいでしょう。
 
同じ種類の習い事でも、教室によって雰囲気や教え方、かかる費用などが違います。将来的に長く続けることも想定して、かかる費用は家計に無理がない金額なのかという点も確認しましょう。
 

出典

学研教育総合研究所 「幼児の日常生活・学習に関する調査」 7.習い事について 子どもが行っている習い事
学研教育総合研究所 「幼児の日常生活・学習に関する調査」 7.習い事について 習い事にかかる費用
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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