更新日: 2023.08.23 その他暮らし

つい旅行で散財しちゃう…使いすぎを防ぐため知っておきたい相場とは?

つい旅行で散財しちゃう…使いすぎを防ぐため知っておきたい相場とは?
旅先で「気が付いたらお土産を買いすぎていた」「レジャーにお金を使いすぎた」という経験がある人は多いのではないでしょうか。この記事では、旅行で散財しやすい理由とそれを防ぐポイントについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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旅行で散財しやすい理由

旅行に行くと、ついつい出費がかさんでしまいがちです。その理由としては、たとえば以下のようなものが挙げられます。
 

・宿泊費や交通費はまとまった金額になりやすい
・お土産などをノリや雰囲気で購入することが多い
・コト消費(体験や経験)を重視する傾向が強まっている

 
非日常の楽しさを追求したり、日ごろのストレスを発散させたりすることを旅行の目的としている人も多いでしょう。「今までがまんしてきたから」「今ここでしかできない経験だから」など、積極的にお金を使う理由を見つけやすいのも、旅行が散財につながりやすい一因です。
 

旅行での散財を防ぐポイント

思いがけず散財してあとで困らないよう、旅行前から注意が必要です。「散財しすぎて後悔」「生活費を大幅に削るはめになった」といった経験がある人は、旅行に行く前にまず予算をしっかりと決める習慣を身につけるのがおすすめです。
 
現金派なら、あらかじめ予算分だけを財布に入れておくことで、残金の確認がしやすく、使いすぎを防ぎやすくなります。キャッシュレス派でもレシートの都度確認などを行い、旅行中の出費を確認しましょう。
 

旅行の予算はいくらにすべき?目安となる数字

旅行の予算は家計の状況などに照らして決めるのが一般的です。ただ、目安がわからない人は、旅行費用の平均値を参考に計画を立てるとよいでしょう。観光庁の2022年までの旅行の費用に関する統計によると、以下のような消費の内容が明らかになりました。
 

【日本人国内旅行の1人1回あたりの旅行支出(旅行単価)】

2022年:4万1070円(宿泊旅行:5万9059円、日帰り旅行:1万8520円)
2020年:3万3993円(宿泊旅行:4万8365円、日帰り旅行:1万6589円)
2018年:3万6462円(宿泊旅行:5万4300円、日帰り旅行:1万7285円)
2016年:3万2687円(宿泊旅行:4万9234円、日帰り旅行:1万5602円)

 
上記の価格には宿泊費、交通費、宿泊費、飲食費、買い物代、娯楽サービス費などが含まれています。
 
新型コロナウイルスの影響を受けた年もありますが、宿泊旅行は5万円程度、日帰り旅行は2万円弱程度が相場です。ちなみに、2022年は過去10年間で最も旅行単価が高い年となっています。
 

まとめ

旅行は多くの人にとって有意義で楽しみなものですが、だからこそ、普段以上に財布のひもがゆるみやすいという特徴もあります。
 
旅行での散財をしないよう、あらかじめ予算を決め、その範囲内に収めるよう工夫するのがおすすめです。予算の分しか財布に入れない、クレジットカードのレシートを都度、確認するなど、自身で管理しましょう。国内旅行の1人あたりの平均費用(宿泊ありなら5~6万円/回、日帰りなら1.5~2万円/回)を目安に、次の旅行計画を立ててみてはいかがでしょうか。
 

出典

観光庁 旅行・観光消費動向調査 2022年年間値(速報)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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