更新日: 2023.08.26 その他暮らし
【100万円以上の差も!?】「太陽光発電」を導入する際に知っておきたいこと3選
しかし太陽光発電は、設置工事を依頼する業者によって費用が大きく変わる、ということをご存じでしょうか。本記事では、太陽光発電の設置費用に関する豆知識を、筆者が実際に業者とのやり取りで得た知識を基に紹介します。
執筆者:宇野源一(うの げんいち)
AFP
即決しない
太陽光発電の設置費用は、屋根の向きや大きさなど、設置する住居や土地の条件によって最大容量が変わるため大きく異なります。太陽光パネルに蓄電池を加えた設備を設置するとなると、数百万円の買い物になることも当たり前となります。
応対してくれた業者の担当者の態度が良かった、友人知人から紹介してくれた業者だから安心だ、などといった理由ですぐに契約を決めてしまうのは損をする可能性が高いので、慎重に考えることが得策です。
これらの業者以外、例えば訪問販売で太陽光パネルの設置を勧めてくる業者の場合も、見積金額によっては大きく損をするかもしれません。大きな買い物ですから、まずは冷静になりましょう。
必ず相見積もりを取る
前段で即決しないとした理由の1つに金額があります。太陽光パネルは値段が年々下がってきているとはいえ、大きな買い物です。手間と時間はかかってしまいますが、複数の業者に問い合わせをして資料や見積書を取り寄せることが大切です。
業者によって施工実績が豊富だったり、大量仕入れによる原価引き下げが可能になったりするメーカーも存在します。同一条件で見積もってもらうことも大切ですが、さまざまなメーカーを比較できるという点はメリットでもありますので、さまざまな条件で見積もりを依頼するようにしましょう。
見積もりを依頼する際の注意点としては、設置する自宅の図面を送って机上で確認してもらう方法と、業者に実際に来てもらって現場を見てもらう方法の2通りがあります。おすすめは見積もりが正確となる後者ですが、手間もかかるため第一段階として図面を渡して見積もりしてもらう方がよいでしょう。
筆者の自宅に太陽光発電と蓄電池の見積もりを依頼した際、4社の見積もりで100万円の差が生じました。相見積もりは必須であると実感した実例です。
補助金情報を知っておく
お住まいの自治体によっては、太陽光パネルや蓄電池を設置することで補助金が下りるところもあります。例えば埼玉県の場合、太陽光発電設備1kWあたり7万円(上限35万円)、蓄電池を同時に設置した場合は一律10万円、合計で最大45万円の補助金を受給することも可能です。
自治体によって補助金を受けるための条件がありますので、太陽光発電設備を導入する際にどの補助金が使えるのか、その補助金を受給するためにどのような条件をクリアしなければならないのか、といった情報を事前にキャッチしておくことで導入コストを抑えることができるでしょう。
埼玉県では「県が認めた事業者による設置」が条件になっているため、業者によっては安く設置できても補助金の条件を満たさず実質的な負担額は大きくなってしまった、という事態も起こり得ますので気をつけましょう。
電気は「買う」から「作って消費」する時代になりつつある?
電気代はこれからも値上げが続く可能性が高くなります。これからの時代、電気は自宅で作って使うことをメインにしつつ、足りない部分を購入するという流れになるかもしれません。
太陽光発電システムをはじめとした設備の導入を検討してみるとよいでしょう。
出典
埼玉県 【令和5年度】家庭における省エネ・再エネ活用設備導入補助金
執筆者:宇野源一
AFP