更新日: 2023.08.24 その他暮らし

冷房した室内を涼しく保つカギは「窓」かも? 賃貸物件でもできる「涼しさを保つコツ」とは?

冷房した室内を涼しく保つカギは「窓」かも? 賃貸物件でもできる「涼しさを保つコツ」とは?
外の気温が高くなると、冷房をつけても室内がなかなか冷えない場合があります。とはいえ、冷房の設定温度を下げるのは、電気代が気になるところです。賃貸物件では勝手に設備を変更できないため、どうやって涼しくしたらよいかと、お悩みの方もいるかもしれません。そこで本記事では、冷房をつけた室内を涼しく保つために、賃貸物件でもできる方法を紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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夏に窓から熱が入る割合は7割!

夏に冷房をつけても、部屋が冷えにくくなる理由は、外から熱が入ってくるためです。家の窓やドアをしっかり閉めたとしても、換気口、床、外壁などから熱が伝わってくるため、冷房の効果が弱まってしまうのです。中でも建物の中で、もっとも熱が入りやすいのは、窓(開口部)だといわれています。一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会の調査によると、夏の冷房時(昼)は73%の割合で熱が入ってくるといわれています。
 

室内の涼しさを保つポイントは窓まわりの断熱!

冷房を付けた室内を涼しく保つためには、外からの熱の侵入をどれだけ防げるかがポイントとなります。特に窓回りの断熱対策を重視したほうがよいでしょう。
 
断熱効果を高めるには、壁や天井などに断熱材を入れる、二重窓や断熱サッシを取り付けるといった方法がありますが、これらの方法は工事が必要となるため、ある程度の日数がかかります。さらに、高額な費用も発生します。
 
ちなみに、内窓を取り付ける際の相場費用は、小窓が4~6万円、腰高窓が5~7万円、掃き出し窓が8~12万円くらいです。賃貸物件にお住まいの場合には、大家さんや管理会社などの許可を取らなければならないので、このような断熱リフォーム工事を行うのは難しいかもしれません。
 
もっと簡単な方法、かつ、低コストで窓回りの断熱をしたいのであれば、窓用断熱シートを貼ってみるとよいでしょう。また、遮光カーテン、遮熱カーテン、すだれ、サンシェードなどを取り付けることで、ある程度の断熱効果が期待できます。
 
これらの方法ならば、シートをはがしたり、カーテンを外したりするだけで簡単に原状復帰ができますので、賃貸物件でも安心して試せるでしょう。厚手の生地で作られている遮光・遮熱カーテンは、多少の遮音効果も期待できるので、音が気になる人にもおすすめです。
 
窓用断熱シートは、内貼りタイプがほとんどです。無色透明のシートのほかに、くもりガラス風、モザイクガラス風などのデザイン性が高いシートも多く出回っています。
 
飛散防止、目隠し効果、紫外線防止などさまざまな機能を搭載した窓用断熱シートもあります。耐久性を求めるのであれば外貼りタイプを選んでみるとよいでしょう。窓用断熱シートの価格はサイズや機能によって異なりますが、1000~4000円程度が相場です。
 
遮光・遮熱カーテンの価格もさまざまです。既製品よりもオーダーカーテンの価格が高くなります。またサイズ、生地の種類などによっても、価格が変動します。ホームセンターで入手可能な遮光カーテンの相場は、1200~1万4000円くらいです。
 
窓用サンシェードの相場価格は約400~8000円、すだれの相場価格は250~1万3000円程度です。100円ショップでも取り扱いしている場合がありますので、安価ですませたい場合は、店舗をのぞいてみるとよいかもしれません。
 

窓からの熱を防いで冷房効率を高めよう!

夏の日中は、冷房をつけた状態でも、窓から7割もの熱が侵入してきます。冷房効率を高めて、室内を涼しく保つためには、窓を断熱することがポイントです。窓用断熱シートを貼ったり、遮光・遮熱カーテンを取り付けたりすることで、ある程度の断熱効果が期待できます。
 
お気に入りのカーテンを交換したくない場合は、窓用のサンシェードや、すだれなどを活用してみるとよいかもしれません。グッズを上手に活用して部屋を涼しく保ち、暑い季節を乗り切りましょう。
 

出典

一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会 開口部からの熱の出入りは、どの位あるのですか?

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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