更新日: 2023.08.25 その他暮らし

車の購入費用を「極限まで」安くする方法とは? 実質負担「数万円」の車も!

車の購入費用を「極限まで」安くする方法とは? 実質負担「数万円」の車も!
ガソリン代をはじめとした諸物価の高騰は家計をひっ迫させています。以前にも増して車はぜいたく品といわれるようになってきましたが、日常生活に車が必要な人も少なからずいます。車自体の価格も年々上昇してきており、買い替えを検討する際のネックとなっていることもあるでしょう。
 
そこで本記事では車の購入にかかる費用を少なくする方法を3つご紹介します。

リセールバリューの高い車を購入する

今も昔も車は資産価値のある財産といえます。しかし、一般的に新車は1度ナンバー登録されると3割近くその価値がなくなってしまうともいわれるほど値崩れの大きい財産の1つです。ですが、その中でもリセールバリュー(再販価値)の高い車というのも一定数存在します。
 
2023年8月現在、国産車でリセールバリューが高いといわれているのはミニバンやSUVです。中でも代表格ともいえるのが、トヨタのアルファードやランドクルーザー、スズキのジムニー(ジムニーシエラを含む)といった車種です。
 
通常、車のリセールバリューは3年で車両本体価格の50%くらいが相場ともいわれていますが、これらは車両本体価格の80%以上の価格で取り引きされることも多々あるといわれています。
 
トヨタのランドクルーザー、ディーゼルモデルのZXの車両本体価格は760万円ですが、3年後に車両本体格の80%で売却できたと仮定すると3年で152万円、1年50万円ほどで所有できることになります。リセールバリューを期待した車の買い方をすれば、価格的に高根の花と呼ばれる車にも乗ることができるかもしれません。
 

限定車・希少車を購入する

新車を購入する場合も中古車を購入する場合も、希少価値のある車を購入することでリセールバリューを期待できますので、所有期間の実質価格を下げることができます。ここで定義する希少価値のある車とは、販売台数が全く伸びなかった不人気車ではなく台数限定で新車販売された限定車とします。
 
少し前の話になりますが、ピンク色のクラウンが注目されました。ピンクのクラウンは2013年9月1日から9月30日までの期間限定で発売され、その販売台数は650台ほどだったそうです。そのピンクのクラウンは車両本体価格600万円で販売されていたとのことですが、この記事を執筆している2023年8月現在、中古車情報サイト「カーセンサー」で調べたところ15台が流通、販売価格は230万円~480万円で市場に出回っています。
 
10年前の車でもこれくらいの価値が残るということですから、限定車を購入しておけば数年後の買い取り価格も期待できるということです。
 

使っていない日は貸し出す

高額な車も希少な車も買わずに車の購入費用や維持費を抑える方法が1つ存在します。それは「個人間カーシェアリング」で車を使わない日に他人に貸し出して利用料をいただくという考え方です。
 
これはお住まいの地域の交通事情や車の需要と供給のバランスによって大きく左右されますが、都市部のように維持費(主に駐車場代)が高額のため車を持たない人が多い地域では一定のニーズがあります。
 
個人間カーシェアリングでは株式会社 DeNA SOMPO Mobility(ディー・エヌ・エーソンポモビリティ)が運営する「Anyca(エニカ)」というサービスが有名です。累計会員数が70万人を超えていますので、愛車を貸し出して「車にお金を稼いでもらう」という方法も十分に活用できることでしょう。
 

まとめ

このように車の買い方や選び方を工夫すれば、車の実質購入価格を抑えることも維持費を車に稼いでもらうことも可能です。
 
次回以降に車を購入する際は、実質価格も考慮して検討してみるのはいかがでしょうか。
 
執筆者:宇野源一
AFP

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