更新日: 2023.08.28 その他暮らし

節約したいけど、何から始めるのが正解?「安物買いの銭失い」にならない節約術とは?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

節約したいけど、何から始めるのが正解?「安物買いの銭失い」にならない節約術とは?
食材やガソリンなどが値上がりした影響を受けて、家計が苦しくなり、節約しなければならなくなった方もいらっしゃるでしょう。しかし、節約と一口にいっても、アプローチ方法はさまざまなため、何から着手すべきかを悩むかもしれません。
 
そこで今回は、2022年に実施されたアンケート調査の結果をもとに、取り組む方の多い節約術について、ご紹介します。今日からとり入れられる節約方法もあるため、ぜひ参考にしてください。
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多くの人がとり入れている節約術は?

節約項目として、最も多くの方が挙げたのは「食費」でした。保険相談サービスを提供する「保険マンモス株式会社」が実施したアンケート調査によると、500人のうち、377人が「節約している」と回答しています。
 
具体的な節約方法としては、例えば「外食を減らす」「お昼はお弁当にする」などのほか、下記のような方法も挙げられました。

<食費の節約術>

●肉、米、酒類は、ふるさと納税で入手するようにした
●おなかがすいているときに、スーパーへ行かない
●スーパーへ行く頻度を、週1回にした

おなかがすいているときは、つい、食品を多めに買ってしまいがちです。食後にスーパーへ行くようにすることで、余分な食材を買わずに済み、節約効果が高まるかもしれません。
 
また、食費よりも意識する方は少なかったものの、5人に1人以上が意識している節約項目として、水道光熱費・通信費・日用品費用・衣類費用・趣味娯楽費などが挙げられました。取り組まれている具体的な節約術は、それぞれ以下のとおりです。

●水道光熱費:照明器具をすべてLEDに交換した、シャワーヘッドを節水タイプへ替えた、元栓を軽く締めて水量を抑えるようにした など
●通信費:携帯電話を格安スマホに替えた
●日用品費用:dポイントの三重どり(dポイントカード・d払い・dカード)、楽天ポイントで出費をカバー
●衣類費用:セールで衝動買いすることをやめて、高くても気に入ったものを買って、長く使うようにした
●趣味娯楽費:ライブへの「遠征」をやめた

また、こうした取り組みによって、どれくらいの節約効果が得られたのかが、気になるところではないでしょうか。同調査では、年間1万円以上を節約できた方が、過半数を占める結果となりました。なかには、50万円以上を節約できたケースもあり、大きな手ごたえを感じている方もいらっしゃいます。
 

節約は「安いものを買うこと」ではない

節約というと「セールで安くものを買う」「コストパフォーマンスのよい、大容量のものを購入する」というイメージを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、節約と、安いものを購入することは、必ずしもイコールではありません。
 
例えば、食品ならばグラム単価を、製品ならば耐久性やデザイン性も加味して、長く使えるものを購入して、安物買いの銭失いにならないように「最終的に」お得になるように買い物をすることが重要です。
 
いちいちグラム単価を算出したり、品質を見比べたりすることは、考えることも多くて大変ですが、そうしたことの積み重ねが、大きな節約効果につながります。
 
ただし、節約は、長く続けてこそ効果が出るもの。
 
例えば、1週間で節約できた食費が300円分だけでも、1年続ければ、1万5600円になります。自分が続けられる範囲で、まずは「食品だけはグラム単価を気にする」「グラム単価を気にすることは大変だから、セール品に飛びつくのをやめる」など、少しずつ取り組んでみることをおすすめします。
 

無駄な出費を削減して節約を成功させよう

多くの方が取り組む節約項目として、食費や水道光熱費などが挙げられました。こうした項目の節約は、今日から取り組めるため、始めやすいといえるでしょう。
 
毎日の節約金額は少なくても、年間でみると大きな差になることも。取り組みやすい支出が何かを見つけて、無理なく長く続けて、節約を成功させましょう。
 

出典

保険マンモス株式会社 節約についてのアンケート調査(PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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