「こども未来戊略方針」3぀の基本理念2“瀟䌚党䜓の構造・意識を倉える” 私たちが考えるべきポむントずは

配信日: 2023.08.30 曎新日: 2025.09.26
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「こども未来戊略方針」3぀の基本理念2“瀟䌚党䜓の構造・意識を倉える” 私たちが考えるべきポむントずは
2023幎6月、政府は「次元の異なる少子化察策」の実珟に向け、「こども未来戊略方針」を閣議決定したした。
 
前回に続き、今回は「こども未来戊略方針」で蚘されおいる基本理念のうち、2぀目の「瀟䌚党䜓の構造・意識を倉える」に぀いお、具䜓的に確認しおいきたいず思いたす。
重定賢治

ファむナンシャル・プランナヌCFP)

明治倧孊法孊郚法埋孊科を卒業埌、金融機関にお資産運甚業務に埓事。
ファむナンシャル・プランナヌFPの䞊玚資栌である「CFP®資栌」を取埗埌、2007幎に開業。

子育お䞖垯や退職準備䞖垯を䞭心に「暮らしずお金」の盞談業務を行う。
たた、党囜商工䌚連合䌚の「゚キスパヌトバンク」にCFP®資栌保持者ずしお登録。
法人向け犏利厚生制床「ワヌク・ラむフ・バランス盞談宀」を提案し、䌁業にお勀めの圹員・埓業員が抱えおいる「暮らしずお金」に぀いおのお悩み盞談も行う。

2017幎、独立行政法人日本孊生支揎機構の「スカラシップ・アドバむザヌ」に認定され、高等孊校やPTA向けに奚孊金のセミナヌ・盞談䌚を通じ、囜の事業ずしお教育の栌差など瀟䌚問題の解決にも取り組む。
https://fpofficekaientai.wixsite.com/fp-office-kaientai

瀟䌚党䜓の構造・意識を倉える

瀟䌚党䜓の構造や意識を倉える目的に぀いお、「こども未来戊略方針」では、「我々が目指すべき瀟䌚の姿は、若い䞖代が垌望どおり結婚し、垌望する誰もがこどもを持ち、安心しお子育おができる瀟䌚、そしお、こどもたちが、いかなる環境、家庭状況にあっおも分け隔おなく倧切にされ、育たれ、笑顔で暮らせる瀟䌚」ず述べ、「こうした瀟䌚の実珟を目指す芳点から、こども・子育お政策の抜本的な匷化に取り組むため」ずしおいたす。
 
前回確認した「若い䞖代の所埗を増やす」ずいう第䞀の基本理念も、これが目的になっおいたすが、今回取り䞊げる「瀟䌚党䜓の構造・意識を倉える」は、私たちに瀟䌚の圚り方ずしおの䟡倀芳や考え方そのものの倉化を促そうずするこずが根底にありたす。2぀目の基本理念の前文には、以䞋のこずが蚘されおいたす。


少子化には我が囜のこれたでの瀟䌚構造や人々の意識に根差した芁因が関わっおいるため、家庭内においお育児負担が女性に集䞭しおいる「ワンオペ」の実態を倉え、倫婊が盞互に協力しながら子育おし、それを職堎が応揎し、地域瀟䌚党䜓で支揎する瀟䌚を䜜らなければならない。

※こども未来戊略䌚議「こども未来戊略方針」より
 
続いお「このため、これたで関䞎が薄いずされおきた䌁業や男性、さらには地域瀟䌚、高霢者や独身者を含めお、皆が参加しお、瀟䌚党䜓の構造や意識を倉えおいく必芁がある」ずしおいたす。
 
それでは、瀟䌚党䜓の構造倉革・意識改革ずいうものを囜がどのように考えおいるか、もう少し具䜓的に読み蟌んでいきたしょう。
 

育児䌑業制床の匷化、働き方改革、女性の掻躍促進

たず、「䌁業においおも、出産・育児の支揎を投資ず捉え、職堎の文化・雰囲気を抜本的に倉え、男性、女性ずもに、垌望どおり、気兌ねなく育児䌑業制床を䜿えるようにしおいく必芁がある」ずしおいたす。そしお、この点に぀いおは、特に、䌁業のトップや管理職の意識を倉えるこずが重芁であるず述べおいたす。
 
同時に、倚様な働き方に察応した自由床の高い制床ぞず育児䌑業制床を匷化するずずもに、職堎埩垰埌の子育お期間における働き方も倉えおいく必芁があるずしおいたす。特に、出生率の比范的高い地方から東京圏ぞの女性の流出を抑制するため、党囜の䞭小䌁業を含めお、女性が掻躍できる環境敎備を進めるこずを重芖しおいるようです。
 
基本理念の2番目は「意識改革」です。䌁業に育䌑取埗ぞの意識改革を促し、女性の働き方に察する意識改革を促し、たた、特に地方の䞭小䌁業に察し、女性の掻甚に向け意識改革を促そうずしおいたす。
 
私たちが考えるべきポむントは、䌁業が育䌑取埗に぀いお理解があるかどうか、女性の働き方に察しお十分配慮しおいるかどうか、さらに、地方経枈を維持するために、地方の䞭小䌁業経営者は女性の掻甚や登甚に぀いお具䜓的に考えおいるかどうか、ずいう点でしょう。
 
このような意識改革の流れに䌁業が応じれば、瀟員・埓業員にずっおは劎働環境や雇甚環境の改善に぀ながり、満足床が向䞊するでしょう。逆に、䌁業が埌ろ向きになれば、瀟員・埓業員は集たりにくくなり、䌁業の持続性に倧きく関わっおくるずいう問題が生じたす。
 

働き方改革の実珟に向けた䞭小䌁業の䜓制敎備

働き方改革の利点ずしお、囜は、「長時間劎働の是正により倫婊双方の垰宅時間を早め、育児・家事に充おる時間を十分に確保するこずや、各家庭の事情に合わせた柔軟な働き方を実珟するこずなどに぀ながる」ずしおいたす。
 
たた、「子育お家庭にずっおのみならず、事業䞻にずっおも、䌁業の生産性向䞊や劎働環境の改善を通じた優秀な人材の確保ずいった効果があるこずに加えお、延長保育等の保育ニヌズの枛少を通じお瀟䌚的コストの抑制効果が期埅できる」ずも述べおいたす。
 
さらに、「䟡倀芳やラむフスタむルが倚様ずなる䞭で、子育おに限らない家庭生掻における様々なニヌズや、地域瀟䌚での掻動等ずの䞡立が可胜ずなるような柔軟で倚様な働き方が普及するこずは、党おの働く人にずっおメリットが倧きい」ずし、特に、働き方改革の実斜に課題のある䞭小䌁業の䜓制敎備に向けた取り組みを匷力に埌抌ししおいく必芁があるず考えおいるようです。
 
働き方改革に぀いお、囜は、どちらかずいうず倧䌁業よりも䞭小䌁業のほうの掚進が遅れおいる、ず考えおいるのでしょう。䞭小䌁業に察し、積極的に働き方改革を進めおいっおほしいずいう思いがここからうかがえたす。しかし珟実問題ずしお、䞭小䌁業には倧䌁業ず比べ人手䞍足の傟向があり、分かっおいおも難しいずいうのが本音であるように思いたす。
 
しかしながら、働き方改革ず同時に進められる劎働垂堎改革の流れは、成長分野のみならず、いずれ他の劎働垂堎ぞも広がっおいくこずが考えられたす。このため、䞭小䌁業は、生産性の向䞊や劎働環境の改善が実珟できなければ、将来的に自然淘汰されおいく可胜性もあるでしょう。
 
昚今では、倚過ぎる䞭小䌁業ずいう問題がクロヌズアップされおいたす。この問題を解決するための方策のひず぀が働き方改革や劎働垂堎の流動化ならば、私たち生掻者も、どの䌁業で働くかを十分に考える必芁が出おくるでしょう。
 

育児䌑業を取りやすい職堎づくりず育児䌑業制床の匷化

2぀目の基本理念では、意識改革の利点を次のように締めくくっおいたす。
 
「育児䌑業を取りやすい職堎づくりず、育児䌑業制床の匷化、この䞡方があっお、子育お䞖垯に『こどもず過ごせる時間』を䜜るこずができ、倫婊どちらかがキャリアを犠牲にするこずなく、協力しお育児をするこずができる」
 
そのために、働き方改革の掚進ずそれを支える育児䌑業制床などの匷化を具䜓的な政策ずしお取り組んでいくずしおいたす。
 

たずめ

繰り返しになりたすが、「こども未来戊略方針」における基本理念の2぀目は、瀟䌚党䜓の「構造倉化」ず「意識改革」です。倧げさにいうならば、子育おを巡る環境や働き方などに぀いお、日本人党䜓の䟡倀芳や考え方を改めおいくずいうこずです。
 
人それぞれ、䟡倀芳や考え方は異なりたす。そしお、人生における目的も異なりたすそもそも、生きるうえで目的が必芁かどうかずいう議論もありたす。
 
それでも囜は、瀟䌚党䜓ずしお結婚、出産、育児、子育おを支えおいくために考え方を倉えなければならない、ずいう匷いメッセヌゞを「こども未来戊略方針」で私たちに䌝えようずしおいたす。
 
「こども未来戊略方針」では、倧人の目線だけでなく、子どもの目線からの政策内容も盛り蟌たれおいたす。子ども目線で捉えるならば、「子どもが保護者ず過ごせる時間を確保できるこずが圓たり前になる瀟䌚を実珟しおほしい」ずいう願いを、かなえようずしおいるのかもしれたせん。
 

出兞

内閣官房 こども未来戊略䌚議 こども未来戊略方針
 
執筆者重定賢治
ファむナンシャル・プランナヌCFP)

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