更新日: 2023.08.30 その他暮らし
お弁当に「冷凍食品」を使う場合、市販のお総菜と比べて月にいくら「お得」になる?実際に検証してみた
冷凍食品は汎用(はんよう)性が高く、アレンジしやすいことはもちろん、安く購入できることも、魅力の一つでしょう。
そこで今回は、お総菜と比較して、冷凍食品を活用することで、どれだけ食費がお得になるのかを検証しました。冷凍食品を駆使して、毎月の食費を安く抑えましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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半数以上の人が、週1ペースで冷凍食品を利用している
冷凍食品は割り引きされていることも多く、安く購入できることから、頻繁に利用している方もいらっしゃるでしょう。
日本冷凍食品協会の調べによると、冷凍食品を利用する頻度で多かったのは「週2~3回程度(30.1%)」「週1回程度(27.4%)」であり、半数以上の人が、週に1回以上、冷凍品を利用していることが分かります。
冷凍食品を購入する目的として最も多かったのは、男女ともに「自宅で食べる夕食」であり、次いで「自宅で食べる昼食」「お弁当用」と続きます。「お弁当用」と回答した人の割合は3割ほどで、5~6割の人が、食事用として購入していることが明らかとなりました。
お総菜と冷凍食品の価格を比較してみた
「毎日、子どものお弁当を作っている」「お昼は自分でお弁当を持参している」という人も多いでしょう。
そこでこの章では、お弁当用のおかずとして購入するならば、お総菜と冷凍食品のどちらが安いのかを、近所のスーパーで比較検証しました。
冷凍食品とお総菜の価格は、表1の通りです。
表1
冷凍食品 | お総菜 | |
---|---|---|
和総菜 | ニッスイ 「6種の和惣菜」 225円 |
皮付ごぼう田舎きんぴらM 214円 |
ちくわの磯辺天ぷら | ニッスイ 「ちくわの磯辺揚げ (8個入り)」 225円 |
チーズちくわ磯辺天ぷら (7個入り) 332円 |
からあげ | テーブルマーク 「国産若鶏の和から揚げ (250グラム)」 335円 |
幸唐 若鶏ももからあげL (259グラム) 498円 |
コロッケ | テーブルマーク 「サクうまっ!牛肉コロッケ (5個入り)」 194円 |
北海道産男爵いもコロッケ (4個入り) 322円 |
餃子 | 大阪王将 「羽根つき餃子 (12個入り)」 214円 |
深谷ねぎ餃子 (6個入り) 430円 |
※全て税込み表記。小数点以下は四捨五入しています。
内容量やグラム数は異なりますが、全体的に、冷凍食品のほうが価格が安いことが分かります。上記を1週間分として購入した場合、冷凍食品は1193円、お総菜は1796円になります。月にすると、単純計算で、2412円の差が生まれます。
実際には、日によって購入する商品は異なるはずですので、一概にいくらお得になるのかは断言できませんが、冷凍食品のほうが、お得になるケースは多いのではないでしょうか。
また冷凍食品は、一つひとつのサイズが小さくて、お弁当に入れやすい点が特徴です。対してお総菜は、作りたての味が楽しめたり、旬の食材を使った料理が売られていたりする点が魅力です。
食卓に出すならば「お総菜」、お弁当用には「冷凍食品」などと、使い分けてもよいでしょう。
お総菜を冷凍食品に替えると、月に2000円ほどお得
今回の調査結果より、お弁当のおかずを購入する際は、お総菜よりも冷凍食品のほうが、月に2000円ほど、食費を抑えられることが分かりました。
購入する商品によって費用は異なりますが、基本的に、お総菜のほうが割高な印象でした。用途によって、冷凍食品とお総菜を使い分けることで、食費を抑えつつ、家事の負担軽減にもつながるでしょう。
出典
一般社団法人 日本冷凍食品協会 “冷凍食品の利用状況”実態調査結果について(令和5年4月)16・34ページ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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