更新日: 2023.08.30 その他暮らし

お弁当に「冷凍食品」を使う場合、市販のお総菜と比べて月にいくら「お得」になる?実際に検証してみた

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

お弁当に「冷凍食品」を使う場合、市販のお総菜と比べて月にいくら「お得」になる?実際に検証してみた
長期保存がきき、お弁当作りや毎日の食卓に重宝する「冷凍食品」。最近では、スーパーのみならず、ドラッグストアなどでも、バラエティーに富んだ商品が販売されています。
 
冷凍食品は汎用(はんよう)性が高く、アレンジしやすいことはもちろん、安く購入できることも、魅力の一つでしょう。
 
そこで今回は、お総菜と比較して、冷凍食品を活用することで、どれだけ食費がお得になるのかを検証しました。冷凍食品を駆使して、毎月の食費を安く抑えましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

半数以上の人が、週1ペースで冷凍食品を利用している

冷凍食品は割り引きされていることも多く、安く購入できることから、頻繁に利用している方もいらっしゃるでしょう。
 
日本冷凍食品協会の調べによると、冷凍食品を利用する頻度で多かったのは「週2~3回程度(30.1%)」「週1回程度(27.4%)」であり、半数以上の人が、週に1回以上、冷凍品を利用していることが分かります。
 
冷凍食品を購入する目的として最も多かったのは、男女ともに「自宅で食べる夕食」であり、次いで「自宅で食べる昼食」「お弁当用」と続きます。「お弁当用」と回答した人の割合は3割ほどで、5~6割の人が、食事用として購入していることが明らかとなりました。
 

お総菜と冷凍食品の価格を比較してみた

「毎日、子どものお弁当を作っている」「お昼は自分でお弁当を持参している」という人も多いでしょう。
 
そこでこの章では、お弁当用のおかずとして購入するならば、お総菜と冷凍食品のどちらが安いのかを、近所のスーパーで比較検証しました。
 
冷凍食品とお総菜の価格は、表1の通りです。
表1

冷凍食品 お総菜
和総菜 ニッスイ
「6種の和惣菜」
225円
皮付ごぼう田舎きんぴらM
214円
ちくわの磯辺天ぷら ニッスイ
「ちくわの磯辺揚げ
(8個入り)」
225円
チーズちくわ磯辺天ぷら
(7個入り)
332円
からあげ テーブルマーク
「国産若鶏の和から揚げ
(250グラム)」
335円
幸唐 若鶏ももからあげL
(259グラム)
498円
コロッケ テーブルマーク
「サクうまっ!牛肉コロッケ
(5個入り)」
194円
北海道産男爵いもコロッケ
(4個入り)
322円
餃子 大阪王将
「羽根つき餃子
(12個入り)」
214円
深谷ねぎ餃子
(6個入り)
430円

※全て税込み表記。小数点以下は四捨五入しています。
 
内容量やグラム数は異なりますが、全体的に、冷凍食品のほうが価格が安いことが分かります。上記を1週間分として購入した場合、冷凍食品は1193円、お総菜は1796円になります。月にすると、単純計算で、2412円の差が生まれます。
 
実際には、日によって購入する商品は異なるはずですので、一概にいくらお得になるのかは断言できませんが、冷凍食品のほうが、お得になるケースは多いのではないでしょうか。
 
また冷凍食品は、一つひとつのサイズが小さくて、お弁当に入れやすい点が特徴です。対してお総菜は、作りたての味が楽しめたり、旬の食材を使った料理が売られていたりする点が魅力です。
 
食卓に出すならば「お総菜」、お弁当用には「冷凍食品」などと、使い分けてもよいでしょう。
 

お総菜を冷凍食品に替えると、月に2000円ほどお得

今回の調査結果より、お弁当のおかずを購入する際は、お総菜よりも冷凍食品のほうが、月に2000円ほど、食費を抑えられることが分かりました。
 
購入する商品によって費用は異なりますが、基本的に、お総菜のほうが割高な印象でした。用途によって、冷凍食品とお総菜を使い分けることで、食費を抑えつつ、家事の負担軽減にもつながるでしょう。
 

出典

一般社団法人 日本冷凍食品協会 “冷凍食品の利用状況”実態調査結果について(令和5年4月)16・34ページ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集