更新日: 2023.08.31 その他暮らし
独身主義で「ご祝儀」は払うばかりです。結婚式って参加するだけ「損」ですか?
この記事では、ご祝儀の内訳や式に参列するメリット、支出を抑えるための対策について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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友人へのご祝儀の目安とその内訳
友人や会社の同僚の結婚式に招待された際のご祝儀は3万円が基本です。ご祝儀の額は一般的に奇数が良いとされていますが、2にはペアという意味もあることから、ゲストの年齢が20代であれば2万円のご祝儀でも許容される風潮があります。
自分がまだ20代で収入が少なく、友人や同僚の結婚式の度に3万円包むのが経済的に厳しいときには2万円でも非常識ではないでしょう。ただし、周囲が3万円包んでいる中で自分だけ2万円だと浮いてしまい、後々に気まずい思いをする場合があります。
結婚式に何回か参列し、そのすべてでご祝儀を3万円ずつ払うとなると、たしかにそれなりの出費にはなって「損」と感じることもあるかもしれません。
しかし、ご祝儀として渡している金額がすべて新郎新婦のお祝い金になるわけではないのです。結婚式の形式や地域にもよりますが、一般的な結婚式の場合、披露宴でのゲスト一人当たりの引き出物を含めた飲食代は1万5000円~2万5000円が目安です。
つまり、3万円包んだとしても実際には「おもてなし」として自分に返ってくる部分が多く、純粋なお祝い金にあたるのは1万円程度だという点も認識しておきましょう。
結婚式に参列するメリット
ご祝儀を出すことを「損」と捉えずに割り切るためには、結婚式に参列するメリットのほうに目を向けることも大切です。まず、ゲストとして参列することで、これまでお世話になった相手の門出を祝福できます。会社の同僚であれば今後も職場で良好な関係を築きやすいでしょう。
また、新郎新婦を中心に親しい友人や久しぶりに会う知人と集まってにぎやかな時間を過ごせます。楽しいひとときの様子を写真や動画に残して、後に懐かしく振り返ることもできます。これらのメリットをふまえれば、結婚式に参加するだけ損とは言い切れないでしょう。
支出を抑えるための対策
それでもご祝儀を出すことに抵抗感がある場合は、自分にとって本当に必要な支出、関係性に見合った金額に抑えることで、払い損だと感じる場面を減らせるでしょう。具体的には次のような対策が挙げられます。
・マイルールを作って結婚式に参列する相手を絞る
招待されたすべての結婚式に参列しないといけないわけではありません。自分の中で一定のルールを決めて、それをもとに参列の可否を判断してもよいでしょう。
例えば、結婚式に参列するのは今まで長くお世話になった人や今後も良好な関係を築いていきたい相手に絞り、それ以外の人たちの結婚式は欠席し、別途個別にプレゼントなどのお祝いを渡すというのもひとつの方法です。ただし、欠席を伝える際のマナーは守りましょう。
・二次会から参加する
ご祝儀を包むのが金銭的に厳しいけれど、お祝いの場に立ち会いたいのであれば、二次会から参加することも検討しましょう。会場や性別にもよりますが、二次会の会費は5000~6000円程度ですので、ご祝儀と比べて支出を大きく減らせるはずです。
招待されるうちに結婚式を楽しんでおこうという考え方も大切
年齢や周囲の環境にもよりますが、一般的に結婚適齢期とされる年齢を過ぎると結婚式を挙げる人は減り、招待される機会も減っていくことが多いでしょう。
永遠に招待され続けるわけではないので、今のうちに結婚式という場を楽しんでおこうと考えて割り切ることも大切です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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