更新日: 2024.07.29 その他暮らし
お風呂の「残り湯」で洗濯しても大丈夫? どのくらい節約になる? 注意点もあわせて解説
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次
お風呂の残り湯を洗濯に使っても大丈夫?
そもそも、お風呂の残り湯を洗濯に使うことに不安を感じる方もいるでしょう。多少なりとも汚れた残り湯を使って洗濯してもきれいになるのか、衛生的に雑菌が繁殖するリスクはないのかなど、気になることは多いです。
結論からいうと、お風呂の残り湯を洗濯に使っても問題はありません。残り湯には確かに皮脂汚れ、ホコリや体についていた常在菌などが入っていますが、それは洗濯物も同じです。着ている間に同じような汚れが付着しているので、洗浄力が衰えることはありません。
また、洗いに残り湯を使っても、すすぎはきれいな水を使います。洗濯時の汚れは残り湯とともに排出され、新たにきれいな水が注がれるので心配はいりません。
お風呂の残り湯を洗濯に使うときの注意点
お風呂の残り湯で洗濯をしても基本的には問題ありませんが、次のような場合は注意が必要です。
●入浴剤入りの残り湯
●数日たった残り湯
入浴剤を入れた残り湯で洗濯しても基本的には問題ありませんが、洗剤や服の素材によっては色移りなどの原因になる可能性があります。入浴剤のパッケージに洗濯への使用可否が記載されているので、事前にチェックしましょう。
また、節約のためにお湯を数日使い回す場合も注意が必要です。時間がたつほどお湯の中で雑菌の繁殖が進み、数日もたつと数千倍~数万倍になってしまうこともあります。洗濯後の嫌な臭いを避けるためにも、できるだけ時間をあけずにお湯を使いましょう。
お風呂の残り湯を洗濯に使うメリット、デメリット
お風呂の残り湯を洗濯に使うメリットは、水を節約できることです。一般的な浴槽で入浴時には140~200リットルの水を使いますが、この水をみすみす捨ててしまうのはもったいないでしょう。お風呂の残り湯を使えば、洗う分だけでも節約できるうえ、水よりも温度が高いお湯のほうが汚れを落とす力が強いのがメリットです。
一方で、前述したとおり雑菌などのリスクもゼロではありません。その日使ったお湯をすぐに使う場合はほとんど気にする必要はありませんが、一晩以上おいた水は雑菌が増えている可能性を考慮しましょう。
お風呂の残り湯を洗濯に使うとどのくらい節約できる?
洗濯機にもよりますが、洗濯1回あたりの水の量は、すすぎを含めて80~100リットルです。大家族と一人暮らしでは1回あたりの水の量は違いますが、このうち洗う分だけでも30~60リットルの水を使うため、年間数千リットル以上の水を節約できる可能性があります。
お風呂の残り湯で洗濯は節約になるが注意点を考慮して
洗濯の頻度にもよりますが、お風呂の残り湯を洗濯に使うと年間数千リットル以上の節約効果が期待できます。ただし、入浴剤が入っている場合は使う洗剤、服の素材などに注意が必要なほか、古いお湯やひどく汚れたお湯を使わないよう配慮するなど注意すべきポイントもあるので覚えておきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー